渋谷のアプリ開発会社おすすめ13選を紹介!特徴・強み別に徹底比較

渋谷エリアには数多くのアプリ開発会社が集まっており、それぞれ異なる強みと特色を持っています。UXデザインに長けた会社から、スタートアップ支援に特化した会社、AR・VR技術を得意とする会社まで、多様な選択肢があります。

本記事では、渋谷にあるアプリ開発会社を強み別に分類し、各社の特徴や評価を詳しく紹介。あなたのプロジェクトに最適なパートナーを見つけるための参考にしてください。

目次

UX・デザイン主導でアプリ開発を進めたい方におすすめの会社

この分野では、以下の2社をご紹介します。

  • アップフロンティア株式会社
  • 株式会社アイデアランプ

アップフロンティア株式会社

アップフロンティア株式会社

基本情報

項目内容
会社名アップフロンティア株式会社
最大の特徴配信・マルチデバイスに強い実績
どんなケースにおすすめかVOD/TV連携やXRを含む案件に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力5
費用の妥当性3
実績/領域適合5
進め方/ガバナンス4
体制/スキル・運用力4

アップフロンティア株式会社は、スマホ・TV・XR・サーバー・Webまで一気通貫で対応できる技術力が魅力です。
特にマルチデバイス展開において、TV・スマホ・Chromecast等の同時展開を得意としており、WOWOWメンバーズオンデマンドや三井不動産「&well」といった大手企業の実績を持っています。渋谷・神宮前に拠点を構えているため、打ち合わせもスムーズに進められます。

運用実績もしっかりと提示してくれるので、継続性の観点でも安心して依頼できる点が大きな強み。

VOD(動画配信)サービスやTV連携アプリ、さらにはXR技術を活用したプロジェクトを検討している場合、特におすすめしたい開発会社です。配信系のアプリ開発では豊富なノウハウを蓄積しており、技術的な課題解決能力も非常に高く評価されています。

株式会社アイデアランプ

株式会社アイデアランプ

基本情報

項目内容
会社名株式会社アイデアランプ
最大の特徴デザイン思考で体験を設計
どんなケースにおすすめかUX検証から始めたい新規企画に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性4
実績/領域適合3
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

アイデアランプは、デザイン思考を軸にしたユーザー体験設計を得意とする開発会社です。

iOS・Android・Web・ECまで幅広く対応しており、特に新規企画でUX検証から始めたいプロジェクトに適しています。

渋谷・神宮前に拠点を置きながら海外拠点も展開しており、グローバルな視点でのサービス開発も可能です。Shopifyなどのeコマース実装にも対応しているため、ECサイトと連携したアプリ開発も依頼できます。

オフショア開発ラボも活用できるため、開発体制の拡張性も確保されています。ただし、実名での事例公開は限定的なので、事前に詳細な実績確認をおすすめします。デザイン重視で、ユーザー体験から丁寧に設計したいプロジェクトには最適な選択肢といえるでしょう。

MVP・スタートアップ支援に特化した会社

この分野では、以下の2社をご紹介します。

  • 株式会社LionGarden
  • 株式会社BOATRIP

株式会社LionGarden

株式会社LionGarden

基本情報

項目内容
会社名株式会社LionGarden
最大の特徴ゼロ→1/MVPの並走体制
どんなケースにおすすめか新規事業の小さく素早い検証に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性4
実績/領域適合4
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

LionGardenは、新規事業のMVP(最小実用製品)開発に特化した開発会社です。

「ゼロから1を作る」フェーズで事業者と並走する体制が整っており、スポーツ施設管理や電子カルテなど、様々な業界での開発実績を持っています。

渋谷に拠点を構えているため小回りが利き、事業成長にコミットする姿勢も明確に打ち出している点が特徴。新規サービス開発に特化しているため、アイデア段階から実装まで一貫してサポートが受けられます。

Web・スマホアプリの新規サービス開発を中心に、スタートアップや新規事業部門での利用に適しています。特に「小さく始めて素早く検証したい」というアジャイル的なアプローチを重視する企業におすすめ。
事業の成長を見据えた開発パートナーとして、長期的な関係構築も期待できる開発会社といえるでしょう。

株式会社BOATRIP

株式会社BOATRIP

基本情報

項目内容
会社名株式会社BOATRIP
最大の特徴AI/LLM×伴走でMVP〜運用
どんなケースにおすすめか0→1と継続改修を一気通貫に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性4
実績/領域適合4
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

BOATRIPは、AI・LLM(大規模言語モデル)を活用したアプリ開発を得意とする会社です。

MVP開発から運用まで一気通貫でサポートできる体制を整えており、医療系自社プロダクトや契約管理などの業務DX分野で実績を積んでいます。

特筆すべきは90%を超える継続発注率で、これは顧客満足度の高さを物語っています。
渋谷2-2-17の立地で近接対応が可能なほか、Flutter・React Nativeといったクロスプラットフォーム開発にも柔軟に対応。アプリ・業務SaaS・EC・WEB・UXと幅広い領域をカバーしているため、様々なニーズに応えられる技術力があります。

AI技術を取り入れた革新的なアプリ開発を検討している企業や、開発後の運用・改修まで見据えて長期パートナーを探している企業に最適です。

業務系B2B・基幹連携に強い会社

この分野では、以下の3社をご紹介します。

  • アルサーガパートナーズ株式会社
  • 株式会社アイエンター
  • 株式会社Skrum

アルサーガパートナーズ株式会社

アルサーガパートナーズ株式会社

基本情報

項目内容
会社名アルサーガパートナーズ株式会社
最大の特徴大規模/複雑要件の実績多数
どんなケースにおすすめかB2B/基幹連携・ID系が絡む案件に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力5
費用の妥当性3
実績/領域適合5
進め方/ガバナンス4
体制/スキル・運用力5

アルサーガパートナーズは、大規模かつ複雑な要件に対応できる高い技術力を持つ開発会社です。

コンサルティングからUX設計、アプリ・システム開発、運用まで、フルスタックでサービスを提供できる点が最大の強み。

サンシャインシティの情報配信アプリやUCS会員アプリなど、大手企業との実績も豊富に公開されています。
渋谷サクラステージに本社を構え、基幹システムとの連携やID管理が必要な複雑なプロジェクトを得意としています。

多様な大手実績を持ち、アプリ開発から保守運用まで内製で幅広く対応できる体制が整っているのも魅力。

B2B向けの業務アプリや、既存システムとの連携が必要なプロジェクト、セキュリティ要件が厳しい案件などを検討している企業には特におすすめです。技術力・実績ともに申し分なく、大規模プロジェクトでも安心して任せられる開発パートナーといえるでしょう。

株式会社アイエンター

株式会社アイエンター

基本情報

項目内容
会社名株式会社アイエンター
最大の特徴AI/IoT/業務×アプリの横断力
どんなケースにおすすめか業務×モバイルの現場活用に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性3
実績/領域適合4
進め方/ガバナンス4
体制/スキル・運用力4

アイエンターは、AI・IoT・XR技術とアプリ開発を組み合わせた横断的なソリューションを提供する会社です。

昭文社「Route!」や軽井沢カーリング大会アプリなど、多様な分野での開発実績を持っており、特に業務効率化とモバイル活用を組み合わせた現場向けソリューションを得意としています。

渋谷Mark Cityに拠点を構え、先端技術の導入に積極的に取り組んでいる点が特徴。アプリ開発だけでなく、AI・IoT・XR・保守運用まで幅広くカバーしており、実績も豊富に公開されています。

従来の業務をモバイルアプリで効率化したい企業や、IoTデバイスと連携したアプリ開発を検討している企業にとって最適な選択肢。
技術トレンドを取り入れながら実用的なソリューションを提供できる、バランスの良い開発会社です。

株式会社Skrum

株式会社Skrum

基本情報

項目内容
会社名株式会社Skrum
最大の特徴Flutter等でコスト最適化
どんなケースにおすすめか予算重視で機能充足したい時に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性4
実績/領域適合3
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

Skrumは、「控えめな費用」を謳いながらも機能面で妥協しない開発を得意とする会社です。

FlutterやReact Nativeといったクロスプラットフォーム開発技術を活用し、コスト効率を重視したアプリ開発を提供しています。

映像授業VODアプリやAI英語学習アプリなど、教育・学習分野での実績が豊富です。
渋谷拠点で対面でのコミュニケーションも取りやすく、多数のB2B事例を持っている点も安心材料。Web・スマホアプリの両方に対応し、ネイティブアプリとハイブリッドアプリのどちらにも対応できる技術力があります。

限られた予算内で必要な機能を実装したい企業や、教育・学習系のアプリ開発を検討している企業におすすめ。コストパフォーマンスを重視しつつ、品質面でも一定の水準を保った開発が期待できる会社といえるでしょう。

XR・AR・ゲーム開発に特化した会社

この分野では、以下の3社をご紹介します。

  • 株式会社Y2
  • 株式会社フィアネス
  • 株式会社ITI

株式会社Y2

株式会社Y2

基本情報

項目内容
会社名株式会社Y2
最大の特徴AR体験の制作に強み
どんなケースにおすすめか販促/体験系の実証に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力3
費用の妥当性4
実績/領域適合3
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

Y2は、AR(拡張現実)技術を活用したアプリ開発に特化した会社です。

名刺ARやレストラン向けオーダーアプリなど、実用的なAR体験の制作実績を持っており、特に販促や体験系のプロジェクトを得意としています。

旧恵比寿拠点からの実績があり、AR・CGの表現力に定評があります。短期間でのPoC(概念実証)に向いた体制を整えているため、「まずは小さく試してみたい」という企業のニーズにも対応可能。

スマホアプリ開発と組み合わせたAR体験の制作を検討している企業にとって、コスト面でも取り組みやすい選択肢といえます。
特に飲食業界や小売業界で、AR技術を使った新しい顧客体験を創出したいと考えている企業におすすめ。技術的な複雑さを抑えつつ、効果的なAR体験を提供できる開発会社です。

株式会社フィアネス

株式会社フィアネス

基本情報

項目内容
会社名株式会社フィアネス
最大の特徴3D/VR/AR×ゲームに強み
どんなケースにおすすめかエンタメ/体験重視のアプリに

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力3
費用の妥当性4
実績/領域適合3
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

フィアネスは、3D・VR・AR技術とゲーム開発を組み合わせた体験型アプリの制作を得意とする会社です。
「絶叫トレインコースター」シリーズなどの継続実績があり、エンターテインメント性の高いアプリ開発において実績を積んでいます。
幡ヶ谷(渋谷区)に拠点を構え、Unity・Android・iOS開発に対応。

3D・VR・AR技術の幅広い知識を活かし、没入感のある体験を提供するアプリ開発が可能です。

シリーズ案件の継続性も示しており、長期的なプロジェクト運営にも対応できる体制があります。
テーマパークやアミューズメント施設向けのアプリ、教育分野での体験型学習アプリ、ブランド体験を重視したマーケティングアプリなどを検討している企業に適しています。エンターテインメント要素を重視し、ユーザーに印象的な体験を提供したいプロジェクトには最適な開発パートナーといえるでしょう。

株式会社ITI

株式会社ITI

基本情報

項目内容
会社名株式会社ITI
最大の特徴大規模B2C運営実績
どんなケースにおすすめかエンタメ/グロース志向に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力3
費用の妥当性3
実績/領域適合4
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

ITIは、大規模なB2C向けアプリの運営実績を持つ開発会社です。

「Rescue Cut」や「Mr. Go Home」といった自社ヒット作を持っており、スマホゲームの企画・開発・運営ノウハウを豊富に蓄積しています。

渋谷区のインフォスタワーに拠点を置き、エンターテインメント系アプリの開発に加えてXRソリューションも展開。ヒットアプリを多数生み出した経験から、ユーザー獲得やグロース戦略についても深い知見を持っています。

単なる開発会社というより、アプリビジネス全体をサポートできる体制が整っているのが特徴。

スマホゲームやエンターテインメントアプリの開発を検討している企業、特にユーザー数の拡大や収益化を重視するプロジェクトにおすすめです。技術力だけでなく、マーケット感覚も併せ持った開発会社として、事業成功を見据えたパートナーシップが期待できます。

渋谷立地を活かした対面コミュニケーション重視の会社

この分野では、以下の2社をご紹介します。

  • 株式会社YAZ
  • 株式会社アピリッツ

株式会社YAZ

株式会社YAZ

基本情報

項目内容
会社名株式会社YAZ
最大の特徴幅広い技術×渋谷立地
どんなケースにおすすめか近接で相談しつつ内製拡張に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性4
実績/領域適合3
進め方/ガバナンス3
体制/スキル・運用力3

YAZは、Web・Android・iOS・IoT・クラウド、さらにVR内見システムまで幅広い技術領域をカバーする開発会社です。
渋谷2-7-5という好立地にオフィスを構えており、対面でのコミュニケーションを重視したい企業にとって理想的な環境が整っています。

クラウドからモバイルまでの一気通貫対応が可能で、国内ラボなどの柔軟なメニューも提供。

実績一覧には複数の顧客社名が掲載されており、継続的な取引関係を築いていることがうかがえます。特に「内製化を見据えつつ、まずは外部パートナーと密に相談しながら進めたい」という企業におすすめ。

技術的な幅広さと渋谷の立地を活かし、プロジェクトの立ち上げから軌道に乗るまでを丁寧にサポートしてもらえる開発会社です。
IoTや不動産関連のVRシステムなど、新しい技術分野への挑戦も相談しやすい環境といえるでしょう。

株式会社アピリッツ

株式会社アピリッツ

基本情報

項目内容
会社名株式会社アピリッツ
最大の特徴幅広い領域×実績公開
どんなケースにおすすめかB2C/EC連携や運用前提に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力4
費用の妥当性3
実績/領域適合5
進め方/ガバナンス4
体制/スキル・運用力5

アピリッツは、渋谷(神宮前)に拠点を置く、実績公開に積極的な開発会社です。

Japan Wi-Fi auto-connectやDHC Androidアプリなど、広く知られているサービスの開発実績があり、アプリ・Web・EC・保守運用まで幅広い領域に対応しています。

特にWi-Fiや基盤寄りの技術領域での実績が豊富で、インフラ面でも安心して任せられる技術力を持っています。保守・運用まで含めた提案が可能なため、アプリをリリースした後の継続的なサポートも期待可能。

B2C向けサービスやEC連携が必要なプロジェクト、さらには運用・保守まで一貫してお願いしたい企業に特におすすめです。
渋谷という立地を活かした密なコミュニケーションと、豊富な実績に裏打ちされた確実な技術力で、長期的なパートナーシップを築ける開発会社といえるでしょう。

低コスト・短期間でのアプリ開発を重視する会社

手前味噌で恐縮ですが、弊社EPICs株式会社をご紹介させていただきます。

EPICs株式会社

EPICs株式会社

基本情報

項目内容
会社名EPICs株式会社
最大の特徴日本最大級のノーコード開発実績
どんなケースにおすすめか低予算・短期間でのアプリ開発に

評価(5段階)

項目評価
課題解決能力5
費用の妥当性5
実績/領域適合3
進め方/ガバナンス4
体制/スキル・運用力4

EPICs株式会社は、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社です。
ノーコードツールとは、プログラミングコードを書かずにアプリケーションを作成できる開発手法で、従来の開発と比べて大幅なコスト削減と開発期間の短縮が可能になります。
最安30万円、最短2週間という圧倒的なスピードでの開発を実現しており、スタートアップや中小企業の限られた予算内でのアプリ開発に最適。

複数のノーコードツールに対応しているため、お客様の要件に合わせて最適なツール選択ができる点も大きな強みです。

これにより、開発期間をさらに短縮し、費用も効率的に抑えることが可能になっています。

単なる開発会社ではなく、マーケティング支援も提供できる総合的なサポート体制を整えている点も特徴。

アプリを作って終わりではなく、実際にユーザーに使ってもらうための販促戦略まで一貫して支援します。
「とにかく早く、安くアプリを作りたい」「小さく始めて様子を見たい」という企業にとって、理想的なパートナーといえるでしょう。

アプリ開発会社の失敗しない選び方

アプリ開発を外注する際は、以下5つのポイントを押さえることで失敗リスクを大幅に減らせます。

見積もりの内訳詳細を確認する

見積書を受け取ったら、総額だけでなく内訳の詳細まで必ず確認しましょう。
「一式」や「その他」といった曖昧な項目が多い見積もりは要注意。何にどれだけの工数がかかるのか、具体的な作業内容が明記されているかをチェックすることが大切です。

透明性の高い見積もりを提示する会社は、技術力と信頼性が高い傾向があります。不明な点があれば遠慮せずに質問し、納得できる説明を受けられる会社を選ぶべき。後々のトラブル回避にもつながる重要なポイントといえます。

適切な契約形態を選択する

アプリ開発では「請負契約」と「準委任契約」の2つの契約形態があります。請負契約は成果物の完成を約束する契約で、仕様が固まっている場合に適している一方、準委任契約は作業自体に対する契約で、仕様変更が予想される場合に向いています。

プロジェクトの性質と要件の確定度に応じて、最適な契約形態を選択することが重要。
どちらが良いか分からない場合は、開発会社と相談して決めることをおすすめします。契約形態の選択ミスは、後々の費用や責任範囲でトラブルの原因になりかねません。

担当者の実名と経歴を把握する

開発プロジェクトでは、担当者のスキルレベルがプロジェクトの成否を左右します。
営業担当者だけでなく、実際に開発を担当するエンジニアやプロジェクトマネージャーの実名と経歴を事前に確認することが重要。

「ベテランエンジニアが担当します」といった曖昧な説明ではなく、具体的な担当者名と過去の開発実績を教えてもらいましょう。
透明性の高い会社であれば、担当者の情報開示を嫌がることはありません。また、プロジェクト途中で担当者が変更される可能性についても事前に確認しておくと安心です。

検収基準を事前に明文化する

「アプリが完成した」という判断基準を、プロジェクト開始前に明文化しておくことが必要。
検収基準が曖昧だと、完成の定義をめぐってトラブルが発生しやすくなります。

どの機能が動作すれば完成とみなすのか、バグの修正範囲はどこまでなのか、動作確認はどの環境で行うのかなど、具体的な検収条件を契約書に明記しましょう。これにより双方の認識が統一され、スムーズなプロジェクト完了につながります。

検収基準の設定は、情報処理推進機構のガイドラインでも重要性が強調されている項目の一つです。

契約締結前に確認すべき重要ポイント

アプリ開発プロジェクトを成功に導くためには、契約内容と開発体制の事前確認が欠かせません。以下3つのポイントを押さえることで、トラブルを未然に防げます。

成果物の範囲と品質基準の明記

「何を作るのか」「どこまでが成果物に含まれるのか」を契約書に詳細に記載することが重要。
アプリ本体だけでなく、設計書、マニュアル、テストデータなど、納品物の範囲を明確にしておきましょう。

品質基準についても具体的に定義すべき。動作速度、同時アクセス数、対応OSバージョンなど、技術的な要件を数値で示すことで、後々の認識違いを防げます。曖昧な表現は避け、測定可能な基準を設けることがポイントです。

検収条件の詳細な合意形成

プロジェクトの最終段階で問題となりやすいのが検収の基準。
「完成した」の定義を双方で詳細に合意しておくことが、スムーズなプロジェクト完了につながります。機能要件だけでなく、性能要件、セキュリティ要件、ユーザビリティ要件なども含めて検収条件を設定しましょう。

検収期間の設定も重要なポイント。通常は1〜2週間程度の検収期間を設けますが、アプリの規模や複雑さに応じて適切な期間を決める必要があります。また、検収中に発見された不具合の修正範囲と責任分担についても事前に取り決めておくべきです。

知的財産権とデータ取扱いの規定

アプリ開発では、開発されたソースコードや設計書の著作権、アプリで取り扱う個人データの管理など、知的財産権とデータの取扱いが重要な論点となります。
開発したアプリの著作権が発注者と開発会社のどちらに帰属するかを明確にしておくことが必要。

個人情報保護法に基づくデータの取扱いルールも重要です。開発・テスト段階でのデータ管理方法、セキュリティ対策、データの削除タイミングなどを契約書に明記しましょう。これらの規定が曖昧だと、後々法的なリスクや情報漏洩のトラブルにつながる可能性があります。

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