【2026年版】ノーコードツール徹底比較!ツール選定をするときのチェックポイント付き

プログラミングの知識がなくてもアプリやWebサイトを開発できる「ノーコードツール」。近年は種類も増え、業務アプリからECサイト、Webサービスまで、さまざまな用途に対応したツールが登場しています。
しかし、ツールごとに得意分野や料金体系、カスタマイズの幅が大きく異なるため、「結局どれを選べばいいのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2026年最新の情報をもとに、主要なノーコードツールを目的別に徹底比較。さらに、選定時に見落としがちなチェックポイントも詳しく解説します。自社の課題や目的にぴったり合うツールを見つけるための判断材料として、ぜひお役立てください。
なお、「自社に合ったツールがどれかわからない」「比較検討に時間をかけられない」という方には、ノーコード開発の窓口がおすすめです。ノーコード開発の窓口は、ノーコード開発会社を比較・検討できる専門のマッチングサイト。BubbleやFlutterFlowなどのツール選定から要件定義まで無料でサポートしており、コンシェルジュが最適な発注先の選定をお手伝いします。
Q1. ノーコードツールはどうやって選べばいい?
「何を作りたいか」という目的で選ぶのが基本です。Webサイト制作、業務アプリ、モバイルアプリ、ECサイトなどタイプごとに得意なツールが異なるため、目的を明確にしたうえで候補を絞り込みましょう。
Q2. 目的別におすすめのノーコードツールは?
Webサービス開発にはBubbleやFlutterFlow、業務効率化にはkintoneやAppSheet、モバイルアプリにはAdalo、Webサイト制作にはSTUDIOやWixなどが代表的です。本記事では12ツールを比較しています。
Q3. ツール選定で見落としがちなポイントは?
開発後の運用体制と将来の拡張性です。社内で運用するか外注するか、リリース後に機能追加を続けるか、将来エンジニア開発へ移行する可能性があるかを事前に確認しておくと失敗を防げます。
ノーコードツールを比較するときに押さえておくべきポイント

ノーコードツールは数多く存在しますが、機能や料金だけで選んでしまうと、後になって「やりたいことができない」「運用が回らない」といった問題が起きがちです。
ツール選びで失敗しないために、比較の段階で押さえておきたいポイントは以下の5つ。
- ノーコードツールは目的によって選ぶ
- 社内で運用するのか外注するかも重要
- 開発から運用改善フェーズまで想定する
- 将来的な拡張はどうか
- ツールの制約によって実現できないことがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ノーコードツールは目的によって選ぶ
ノーコードツールを選ぶ際に、最も大切なのは「何を作りたいのか」という目的をはっきりさせることです。
一口にノーコードツールといっても、得意な分野はそれぞれ異なります。たとえば、社内の業務を効率化するアプリを作りたいのか、お客様向けのWebサービスを立ち上げたいのか、あるいはネットショップを開設したいのか。目的によって最適なツールはまったく変わってきます。
大まかに分類すると、ノーコードツールには次のようなタイプがあります。
- Webサイト制作型:企業のホームページやランディングページを作りたい場合に向いているタイプ
- 業務アプリ型:顧客管理や日報、申請業務など社内の業務改善を目的としたタイプ
- 汎用型(プロダクト開発向け):自社サービスとしてのWebアプリやスマホアプリを開発できるタイプ
- ECサイト型:ネットショップの構築・運営に必要な機能が揃ったタイプ
目的が曖昧なままツールを選んでしまうと、必要な機能が足りなかったり、逆に使わない機能にお金を払い続けたりすることになりかねません。まずは「誰に向けて」「何のために」作るのかを整理するところから始めましょう。
社内で運用するのか外注するかも重要
ツールを選ぶ際には、「誰が開発・運用するのか」も忘れてはならないポイントです。
ノーコードツールは「プログラミング不要で誰でも使える」と紹介されることが多いですが、実際には、ツールによって操作の難易度にかなり差があります。たとえば、テンプレートを選んで文字や画像を差し替えるだけで完成するシンプルなツールもあれば、データベースの設計やワークフローの構築が必要な本格的なツールも存在します。
社内のメンバーが自分たちで運用していく場合は、操作画面のわかりやすさや日本語でのサポート体制が充実しているかどうかが重要な判断基準になります。一方、開発や運用をノーコード開発会社に外注する場合は、操作性よりもカスタマイズの自由度や拡張性を優先して選ぶほうがよいケースも。
自社の体制とリソースを踏まえたうえで、無理なく使い続けられるツールを選ぶことが大切です。
開発から運用改善フェーズまで想定する
ノーコードツールの比較では、つい「どんなものが作れるか」という開発時点の機能に目が行きがちですが、実は開発後の運用フェーズこそが重要になります。
Webサイトもアプリも、公開して終わりではありません。公開後にユーザーの反応を見ながらデザインを修正したり、新しい機能を追加したり、不具合を直したりと、継続的な改善が必要です。そのとき、ちょっとした変更でも毎回エンジニアに依頼しなければならないツールだと、スピード感を持って改善サイクルを回すのが難しくなります。
ツールを比較する段階で、以下の点もチェックしておくと安心です。
- 公開後の修正や更新が、担当者レベルで簡単にできるか
- アクセス解析やユーザーの行動データを確認する機能があるか
- テスト的に一部だけデザインを変えて効果を検証する(いわゆるABテスト)仕組みがあるか
「作って終わり」ではなく「作った後にどう育てるか」まで見据えて選ぶのが、長く活用できるツール選びのコツです。
将来的な拡張はどうか
最初はシンプルなWebサイトやアプリで十分だったとしても、ビジネスの成長に伴って「予約機能を追加したい」「ネットショップ機能を付けたい」「外部の顧客管理ツールと連携したい」といったニーズが出てくるのはよくあること。
ここで注意したいのが、ツールによって後から機能を追加できる範囲が大きく異なる点です。
たとえば、あるツールでは豊富な外部サービスとの連携機能(API連携)が用意されていて柔軟に拡張できる一方、別のツールではテンプレートの範囲内でしかカスタマイズができず、成長段階で別のツールへ乗り換えが必要になるケースもあります。
ツールの乗り換えには、データの移行やデザインの再構築など多くの手間とコストがかかるため、できれば避けたいところ。今の要件だけでなく、半年後・1年後にどんな機能が必要になりそうかを事前にイメージし、それに対応できる拡張性を持ったツールを選んでおくと、後々の負担を大幅に減らせます。
ツールの制約によって実現できないことがある
ノーコードツールは手軽にアプリやWebサイトを作れる反面、「できないこと」も存在します。この点を事前に理解しておかないと、開発を進めてから壁にぶつかることになりかねません。
よくある制約としては、以下のようなものが挙げられます。
- デザインの自由度に限界がある:テンプレートやパーツの組み合わせで作るため、完全にオリジナルなデザインを再現するのが難しい場合がある
- 複雑な処理や独自のロジックを組み込みにくい:高度な計算処理やAI連携など、ツール側で想定されていない機能は実装できないことがある
- 大量のデータやアクセスに対応しきれない:利用者数やデータ量が増えると、処理速度やパフォーマンスに影響が出る可能性がある
- 特定のプラットフォームに依存する:ツールの提供元がサービスを終了・変更した場合、作ったものが使えなくなるリスクがある
こうした制約は、ツールの種類やプランによって異なります。気になるツールがあれば、無料プランやトライアル期間を活用して、自分たちのやりたいことが本当に実現できるかを事前に確かめておくのがおすすめです。
もし、ノーコードツールだけでは要件を満たせない場合は、一部だけコードを書く「ローコード開発」や、プロのノーコード開発会社への外注も選択肢に入れると、実現の幅が広がります。
開発目的に適したノーコードツールを紹介

ここからは、具体的なノーコードツールを開発目的別に紹介していきます。取り上げるカテゴリは以下の4つです。
- Webサービス・SaaS開発向け:顧客向けのWebアプリやSaaSプロダクトを構築したい場合
- 業務システム・社内DX向け:社内の業務効率化や情報管理を改善したい場合
- モバイルアプリ開発向け:スマートフォン向けのネイティブアプリを作りたい場合
- Webサイト・LP制作向け:企業サイトやランディングページを制作したい場合
各ツールについて、「向いている開発プロジェクト」「利用に向いているケース」「注意点」を表にまとめたうえで、ポイントを簡潔に解説します。
Webサービス・SaaS開発向け
顧客に提供するWebアプリケーションやSaaS(月額課金型のソフトウェアサービス)を開発したい場合に適したツールです。データベースの設計やユーザー認証、決済機能など、本格的なサービス構築に必要な機能が揃っています。
Bubble
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | マッチングサービス、予約管理システム、顧客向けポータルサイトなどのWebアプリ |
| 利用に向いているケース | テンプレートに縛られず、独自の機能やデザインを持つWebサービスを作りたいスタートアップや個人開発者 |
| 注意点 | 管理画面が英語のため、慣れるまでに学習コストがかかる。日本語の解説コミュニティは充実しているものの、公式サポートは英語中心 |
Bubbleは、全世界で200万人以上が利用するWebアプリ開発に特化したノーコードツールです。最大の魅力は、ノーコードツールの中でもトップクラスのカスタマイズ自由度。データベースの設計からユーザー認証、外部サービスとのAPI連携まで、通常はプログラミングが必要な機能をドラッグ&ドロップの操作で実装できます。
無料プランが用意されているため、まずは試しに触ってみて操作感を確かめられる点も魅力のひとつ。ただし、自由度が高い分、操作に慣れるまでにはある程度の学習時間が必要です。
FlutterFlow
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | Web・モバイル両対応のサービス、リアルタイムデータを扱うアプリ |
| 利用に向いているケース | 1つのツールでWebとスマホアプリの両方を開発したい企業やチーム。将来的にコードベースでの拡張も視野に入れたい場合 |
| 注意点 | Googleのデータベースサービス「Firebase」との連携が前提の設計になっており、Firebase以外の環境で運用したい場合はやや手間がかかる |
FlutterFlowは、Googleが開発したUIフレームワーク「Flutter」をベースにしたノーコード・ローコードツールです。大きな特徴は、Web版とスマホアプリ(iOS・Android)を1つのプロジェクトから同時に開発できること。
また、必要に応じてFlutterのソースコードを書き出し(エクスポート)できるため、「最初はノーコードで素早く作り、後から本格的にコードで拡張する」という段階的な開発にも対応可能。プロトタイプ(試作版)をスピーディーに作って市場の反応を見たい、というスタートアップにも人気があります。
業務システム・社内DX向け
社内の業務を効率化したい、紙やExcelで管理している情報をデジタル化したいといったニーズに応えるツールです。顧客管理、日報、申請業務、在庫管理など、日常業務に直結するアプリをすばやく構築できます。
Glide
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | 在庫管理、社内連絡帳、業務日報、簡易的な顧客管理アプリなど |
| 利用に向いているケース | すでにGoogleスプレッドシートやExcelでデータを管理しており、そのデータを活かしてアプリ化したい場合 |
| 注意点 | スプレッドシートをデータベースとして使う仕組みのため、大量のデータを扱う場面や複雑な処理が必要なケースには向かない |
Glideは、GoogleスプレッドシートやExcelのデータをもとに、自動でアプリを生成してくれるノーコードツールです。既存の表計算データをインポートするだけでアプリの形になるため、導入のハードルが非常に低いのが特徴。
使い慣れたスプレッドシートの延長線上で操作できるので、ITに詳しくないメンバーでも比較的スムーズに使い始められます。まずは小さな業務改善から始めたいチームにおすすめのツールです。
AppSheet
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | 点検報告、経費申請、勤怠管理、営業日報など、定型的な業務のアプリ化 |
| 利用に向いているケース | Google Workspaceを社内で利用しており、既存のスプレッドシートやGoogleドライブのデータを活用したい企業 |
| 注意点 | Google Workspaceとの連携を前提とした設計のため、他の環境(Microsoft 365など)をメインで使っている場合は使いにくさを感じることがある |
AppSheetは、Googleが提供するノーコードツールで、スプレッドシートをデータベースとして活用できるのが大きな強みです。GoogleのAI・機械学習機能を取り入れた自動化にも対応しており、データ入力の効率化や予測分析といった高度な活用も可能。
Google Workspaceとの親和性が非常に高いため、すでにGoogleのツール群を業務で使っている企業にとっては、導入から運用までスムーズに進められます。
kintone
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | 顧客管理、案件管理、問い合わせ対応、承認ワークフローなど幅広い業務アプリ |
| 利用に向いているケース | ITに詳しくない現場担当者が主体となって、部署ごとに必要な業務アプリを柔軟に作りたい企業 |
| 注意点 | 最低10アカウントからの契約が必要。少人数のチームではコスト面で割高に感じる場合がある |
kintoneは、サイボウズが提供する国産の業務アプリ開発プラットフォームです。日報、顧客管理、申請業務など、用途別のテンプレートが豊富に用意されており、ドラッグ&ドロップでパーツを組み合わせるだけで、自社の業務フローに合ったアプリを作成できます。
日本語でのサポートが充実している点も安心材料。プラグインや外部サービスとの連携機能も豊富で、業務のデジタル化を段階的に進めたい企業に適しています。
Microsoft Power Apps
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | 社内申請フロー、データ集計ダッシュボード、現場向けモバイル業務アプリなど |
| 利用に向いているケース | Microsoft 365(Teams、SharePoint、Excelなど)を日常的に利用しており、既存のMicrosoft環境と連携した業務アプリを作りたい企業 |
| 注意点 | 機能が多く、使いこなすにはある程度の学習が必要。完全なノーコードというよりは、ローコード(一部の設定でコードに近い操作が求められる)寄りの側面もある |
Microsoft Power Appsは、Microsoftが提供するローコード・ノーコードのアプリ開発ツールです。ExcelやSharePointのデータをそのままアプリに取り込めるほか、Power Automate(業務の自動化ツール)やPower BI(データ分析ツール)など、Microsoftの他サービスとシームレスに連携できるのが最大の強み。
すでにMicrosoft 365を導入している企業であれば、追加コストを抑えながら業務アプリを構築できるケースも多く、社内DXの第一歩として導入しやすい選択肢です。
モバイルアプリ開発向け
スマートフォン向けのアプリを開発したい場合に適したツールです。iOS・Androidの両方に対応したアプリを、プログラミングなしで作成できます。
FlutterFlow
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | iOS・Android両対応のネイティブアプリ、Webアプリとの同時開発 |
| 利用に向いているケース | モバイルとWebの両方で同じサービスを展開したい場合。プロトタイプを素早く作り、後からコードで拡張したいチーム |
| 注意点 | Firebase連携が前提の構成であり、独自のバックエンド環境を使いたい場合は追加の設定が必要 |
FlutterFlowは、前述の「Webサービス・SaaS開発向け」でも紹介した通り、Webとモバイルアプリをひとつのプロジェクトで同時に開発できるツールです。モバイルアプリ開発の観点では、iOS・Android向けのネイティブアプリ(端末に直接インストールするタイプのアプリ)をコードなしで構築できる点が大きな魅力。
Flutterのソースコードをエクスポートできるため、ノーコードの範囲で対応しきれない部分はエンジニアがコードで補完する、という柔軟な進め方にも対応しています。
Adalo
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | 会員制アプリ、コミュニティアプリ、社内向けモバイルツールなど |
| 利用に向いているケース | App StoreやGoogle Playにアプリを公開したい個人開発者や中小企業。独自ドメインでのWebアプリ展開も検討している場合 |
| 注意点 | 複雑なロジックやデータ処理を伴う大規模アプリには向かない。日本語のUIは提供されているが、公式ドキュメントは英語が中心 |
Adaloは、Webアプリとスマホ向けネイティブアプリの両方を開発できるノーコードツールです。特徴的なのは、App StoreやGoogle Playに直接アプリを公開できる機能を備えている点。開発からストアへの公開まで、一連の流れをひとつのツールで完結させられます。
UIが日本語にローカライズされているため、海外製ツールに不安がある方にも取り組みやすいツールといえるでしょう。無料プランで操作感を試せるのも嬉しいポイントです。
Thunkable
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | シンプルなモバイルアプリ、教育・学習系アプリ、社内向けの小規模ツール |
| 利用に向いているケース | プログラミング未経験者がモバイルアプリ開発に初挑戦したい場合。教育機関でのアプリ開発学習にも活用されている |
| 注意点 | デザインの自由度や高度な機能面では、FlutterFlowやAdaloに比べるとやや物足りない場合がある。日本語対応は限定的 |
Thunkableは、ブロックを組み合わせるようにしてアプリのロジック(動作の仕組み)を構築できるノーコードツールです。もともとMITメディアラボの教育プロジェクトから派生したツールで、直感的でわかりやすい操作が特徴。
iOS・Android両対応のアプリを作成でき、カメラやGPS、音声認識といったスマートフォンならではの機能も組み込めます。本格的な商用アプリというよりは、「まずアプリ開発を体験してみたい」「社内で使う小さなツールを素早く作りたい」というニーズに合ったツールです。
Webサイト・LP制作向け
企業のホームページやサービス紹介ページ、キャンペーン用のランディングページ(LP)などを制作したい場合に適したツールです。テンプレートやデザイン機能が充実しており、見た目にこだわったサイトを手軽に作成できます。
Webflow
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | デザイン性の高いコーポレートサイト、アニメーションを活用したブランディングサイト、メディアサイト |
| 利用に向いているケース | HTMLやCSSの知識がある程度あるデザイナーや制作会社。細部までデザインにこだわりたいプロジェクト |
| 注意点 | 管理画面やドキュメントが英語中心。日本語でのサポートや情報は限られており、初心者がゼロから始めるにはハードルが高め |
Webflowは、HTMLやCSSの構造を視覚的に操作するような感覚で、非常に細かいデザイン調整ができるノーコードツールです。単にテンプレートを選んで編集するだけでなく、アニメーションや複雑なレイアウトも自在に実装できるため、デザイナーやWeb制作のプロから高い評価を得ています。
1,000種類以上のテンプレートが用意されているほか、CMS(コンテンツ管理システム)機能も搭載されており、ブログやメディアサイトの運用にも対応可能。ただし、その分操作の習得には時間がかかるため、ある程度Web制作の基礎知識がある方に向いたツールです。
STUDIO
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | スタートアップのサービスサイト、ポートフォリオ、ブランディング重視のコーポレートサイト |
| 利用に向いているケース | デザインの自由度を重視しつつ、日本語環境で快適に制作を進めたいデザイナーやクリエイター |
| 注意点 | EC機能や予約システムなど、サイト以外の機能拡張は限定的。あくまでWebサイト制作に特化したツールとして捉えるのがよい |
STUDIOは、日本発のクラウド型Webサイト制作ツールです。まるでデザインソフトを操作するような感覚で、自由度の高いレイアウトを構築できるのが大きな特徴。動きのあるデザインや繊細なアニメーション表現にも強みを持っています。
日本語でのドキュメントやコミュニティが充実しており、開発元からの情報発信も活発なため、国内のユーザーにとって安心して使えるツール。無料プランで基本的なサイト制作・公開ができるので、まずは試してみるのがおすすめです。
Wix
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている開発プロジェクト | 企業の公式サイト、個人事業主のホームページ、ネットショップ付きのビジネスサイト |
| 利用に向いているケース | Web制作の経験がない初心者から、ネットショップやブログなど複合的な目的でサイトを運用したい中小企業まで幅広く対応 |
| 注意点 | テンプレートの自由度は高いが、一度選んだテンプレートを後から別のものに変更しにくい場合がある。無料プランではWixのバナー広告が表示される |
Wixは、世界中で2億人以上が利用するホームページ作成ツールです。800種類以上のテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でサイトを構築可能。AIが質問に答えるだけでサイトを自動生成してくれる「AIサイトビルダー」機能も搭載されており、デザインに自信がない方でも見栄えのよいサイトを短時間で作れます。
ブログ、ネットショップ、予約システムなど多彩な機能を備えたオールインワン型で、サイトの目的が広がっても一つのプラットフォーム内で対応できるのが強み。日本語のサポートやヘルプセンターも充実しており、初心者でも安心して始められます。
自社に合ったノーコードツールを選ぶためのチェックポイント

ここまで、目的別におすすめのノーコードツールを紹介してきました。しかし、ツールの特徴を理解しただけでは、自社に最適な1つを絞り込むのは難しいかもしれません。
そこで本章では、ツールを最終的に選定する際に確認しておきたい5つのチェックポイントを整理します。
- 開発したいものは社内向けか外部サービスか
- 業務改善か新規事業やサービス系か
- 開発・運用は内部か外部か
- 初期リリース後も継続的に機能追加をするのか
- 将来的にエンジニア開発へ移行する可能性はあるか
この5つを順番に確認していくことで、候補を効率よく絞り込めるはずです。
開発したいものは社内向けか外部サービスか
最初に確認すべきは、「作るものを使うのは社内のメンバーなのか、それとも外部のお客様なのか」という点です。
社内向けのアプリやシステムであれば、デザインの美しさよりも操作のわかりやすさや業務フローとの相性が重視されます。kintoneやAppSheet、Glideのような業務アプリ型のツールが候補になるでしょう。
一方、外部のお客様が利用するWebサービスやアプリの場合は、見た目のクオリティやパフォーマンス(表示速度や安定性)、セキュリティ面の信頼性が求められます。BubbleやFlutterFlowのように、本格的なプロダクトを構築できるツールが適しています。
「誰が使うのか」を明確にするだけで、検討すべきツールのカテゴリがぐっと絞られるため、まずはここから考え始めるのがおすすめです。
業務改善か新規事業やサービス系か
次に確認したいのが、開発の目的が「既存業務の改善」なのか「新規事業やサービスの立ち上げ」なのかという違いです。
既存の業務を効率化したい場合は、すでに社内で使っているツールやデータとの連携がスムーズにできるかが重要なポイントになります。たとえば、普段からGoogle Workspaceを使っているならAppSheet、Microsoft 365を使っているならPower Appsを選ぶことで、既存のデータ資産をそのまま活かした業務アプリを構築可能です。
新規事業やサービスの開発が目的であれば、求められるのはスピードと柔軟性。アイデアを素早く形にして市場の反応を確かめる「プロトタイプ開発」に向いたツールを選ぶのがポイントです。BubbleやFlutterFlowなら、短期間でMVP(実用最小限の製品)を構築し、ユーザーのフィードバックをもとに改善を繰り返す進め方に適しています。
目的が違えば、ツールに求める性能もまったく異なります。「何のために作るのか」を改めて言語化してみてください。
開発・運用は内部か外部か
開発と運用を「自社メンバーで行うのか」「外部の開発会社に任せるのか」によっても、最適なツールは変わってきます。
自社メンバーが開発・運用する場合に重視したいのは、操作画面のわかりやすさと学習のしやすさです。日本語でのマニュアルやサポートが充実しているか、社内に詳しい人がいなくても使いこなせるかを事前に確認しましょう。kintoneやWix、STUDIOなど、日本語対応がしっかりしたツールは内製化と相性がよいといえます。
反対に、ノーコード開発を専門とする外部の会社に依頼する場合は、操作のわかりやすさよりも、実現できる機能の幅やカスタマイズ性を重視するほうが合理的。BubbleやFlutterFlowのように高機能なツールを扱える開発会社に依頼すれば、自社のリソースを割かずに本格的なプロダクトを構築できます。
なお、「最初は外注で開発し、運用フェーズから社内に引き継ぐ」というパターンも少なくありません。その場合は、引き継ぎ後に自社メンバーでも更新・修正ができるかどうかも事前に確認しておくと安心です。
初期リリース後も継続的に機能追加をするのか
ツールを選ぶ際に意外と見落としがちなのが、「リリース後にどれくらい手を加える予定があるか」というポイントです。
たとえば、キャンペーン用のランディングページや期間限定のイベントサイトのように、一度作ったらほぼ更新しないものであれば、手軽さとスピードを優先してペライチやWixなどのシンプルなツールで十分対応できます。
一方で、ユーザーの声を取り入れながら機能を追加していくWebサービスや業務アプリの場合は話が別です。頻繁にアップデートを行う前提であれば、外部サービスとの連携機能(API連携)やプラグインの豊富さ、データベース構造の柔軟性など、拡張のしやすさを重視してツールを選ぶ必要があります。
「作って終わり」なのか「作ってからが本番」なのか。開発後のライフサイクルをイメージしたうえで、それに見合った拡張性を持つツールを選びましょう。
将来的にエンジニア開発へ移行する可能性はあるか
最後に確認しておきたいのが、「将来的にノーコードからプログラミングによる本格開発へ切り替える可能性があるかどうか」です。
ノーコードツールは素早くサービスを立ち上げるのに適していますが、事業が成長してユーザー数が増えたり、より高度な機能が必要になったりすると、ノーコードの枠組みでは対応しきれなくなるケースがあります。
そのとき重要になるのが、ノーコードで作ったものをエンジニアの開発環境に引き継げるかどうかという点。たとえば、FlutterFlowであればFlutterのソースコードとしてエクスポートできるため、ノーコードで作った資産を活かしつつ、エンジニアによる開発に移行しやすいのが強みです。
一方、ツールによっては作ったアプリやサイトのデータ・構造を外部に書き出す手段がなく、移行時にゼロから作り直しになってしまうことも。「今はノーコードで始めるけれど、将来的にはエンジニアチームで本格的に開発したい」という計画がある場合は、コードのエクスポート機能やデータの移行手段が用意されているツールを優先して選ぶのが賢明です。
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ノーコード開発を比較するならノーコード開発の窓口
本記事では、ノーコードツールを比較する際に押さえておくべきポイント、目的別のおすすめツール、そして自社に合ったツールを選ぶためのチェックポイントについて解説してきました。
とはいえ、「記事を読んで候補は絞れたけれど、最終的にどのツールが自社に合っているのか判断がつかない」「複数の開発会社に問い合わせて比較する時間が取れない」「そもそもノーコードで進めるべきか、別の方法がよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そのような場合は、**「ノーコード開発の窓口」**をご活用ください。
ノーコード開発の窓口は、開発会社が運営するノーコード開発会社の専門マッチングサイトです。複数の開発会社を簡単に比較・検討でき、自社の要件に合った発注先を効率よく見つけられます。
- 複数のノーコード開発会社を一括で比較できる
- コンシェルジュが発注先の選定をサポート
- BubbleやFlutterFlowなど、最適なツールの選定についても相談可能
- 要件定義の段階から無料でサポートを受けられる
「要件がまだ固まっていない」「開発会社に問い合わせる前にまず相談したい」といった段階でも、お気軽にご利用いただけます。
