RPA開発会社を厳選紹介!目的別おすすめ企業を徹底比較

RPA(Robotic Process Automation)は、パソコンで行う繰り返し作業を自動化する技術です。データ入力や帳票処理など、これまで人手で行っていた単純作業をロボットが代行してくれるため、業務効率化の切り札として注目されています。

しかし、RPA導入を成功させるには、自社の課題や規模に適した開発会社選びが重要。技術力はもちろん、業務分析から運用保守まで、どこまでサポートしてくれるかも大きなポイントです。

本記事では、RPA開発会社を5つの軸で分類し、それぞれの特徴とおすすめポイントをご紹介します。自社にぴったりの開発パートナーを見つけて、業務自動化を成功に導きましょう。

目次

業務プロセス分析から相談できる会社

「どの業務を自動化すべきか分からない」「業務整理から丸投げしたい」という企業におすすめなのが、以下の3社です。

  • コニカミノルタジャパン株式会社
  • コムチュア株式会社
  • TIS株式会社

コニカミノルタジャパン株式会社

コニカミノルタジャパン株式会社

項目内容
会社名コニカミノルタジャパン株式会社
最大の特徴自社RPA+業務可視化サービス一体提供
どんなケースにおすすめか業務整理から導入・教育まで丸投げしたい
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力5
技術・実績4
運用保守5
拡張性4

コニカミノルタジャパンは、業務可視化からRPA導入まで一貫して支援する体制が魅力的

特に伴走型のサポートに定評があり、概念実証(PoC)から本格運用まで段階的に進められます。AI-OCR(人工知能による文字認識技術)との連携により、紙文書の自動データ化も実現可能です。

同社のRPAスクールでは、自社スタッフがロボット作成スキルを習得できるため、将来的な内製化にも対応。

全国に展開するサポート網により、複数拠点を持つ企業でも安心して導入を進められます。業務整理の段階から専門家に相談したい企業には最適なパートナーといえるでしょう。

コムチュア株式会社

コムチュア株式会社

項目内容
会社名コムチュア株式会社
最大の特徴業務分析〜マルチRPA導入まで一気通貫
どんなケースにおすすめか複数ツールを試行し最適解を探りたい
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力4
技術・実績4
運用保守4
拡張性3

コムチュアの強みは、UiPath、WinActor、Automation Anywhereといった主要RPAツールを横断的に支援できる点にあります。

業務内容や企業規模に応じて最適なツールを選定し、導入から運用まで一貫してサポート。「どのRPAツールが自社に合うか分からない」という企業にとって心強い存在です。

契約形態も柔軟で、常駐型からリモート支援まで選択可能。
スモールスタートを希望する企業向けには、簡易トライアルメニューも用意されています。複数のRPAツールを比較検討しながら、自社に最適な自動化ソリューションを構築したい企業におすすめです。

TIS株式会社

TIS株式会社

項目内容
会社名TIS株式会社
最大の特徴プロセスマイニング+生成AI活用提案
どんなケースにおすすめかDXロードマップとセットで自動化推進
評価項目点数
費用の安さ2
課題解決能力5
技術・実績5
運用保守4
拡張性5

TISは、プロセスマイニング(業務プロセスの可視化・分析技術)と生成AIを組み合わせた先進的なアプローチが特徴です。
単なるRPA導入にとどまらず、デジタルトランスフォーメーション(DX)全体を見据えた戦略的な自動化を提案します。

同社にはUiPath MVP(Most Valuable Professional)が多数在籍しており、大規模プロジェクトの実績も豊富。
AI連携やハイパーオートメーション基盤の構築も得意分野です。

業界横断のコンサルティング部門を併設しているため、業界特有の課題にも対応可能。
DXロードマップの一環として本格的な業務自動化を検討している大企業に最適といえるでしょう。

業界特化型のRPA開発会社

特定の業界に特化したノウハウと実績を持つ開発会社を選ぶことで、業界固有の課題により効果的に対応できます。

  • AGS株式会社(金融・公共向け)
  • コベルコシステム株式会社(製造業向け)
  • FCEプロセス&テクノロジー株式会社(中小製造業向け)

AGS株式会社

AGS株式会社

項目内容
会社名AGS株式会社
最大の特徴金融・公共向けBPO+RPA一体化
どんなケースにおすすめか金融機関で厳格な統制が必要
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力4
技術・実績4
運用保守4
拡張性3

AGSは埼玉地方銀行系のデータセンター運用ノウハウを活かし、金融機関や公共機関向けのRPAサービスを展開しています。特に厳格なセキュリティ要件や統制が求められる環境での導入実績が豊富です。

AI-OCRとRPAを組み合わせた帳票処理の自動化に強みを持ち、金融機関でよく扱われる申込書や契約書の処理を効率化する事例を多数保有。

金融・公共の3領域(銀行・信金・自治体)向けに標準テンプレートを提供しているため、導入期間の短縮も期待できます。
コンプライアンス重視の金融機関にとって信頼できるパートナーです。

コベルコシステム株式会社

コベルコシステム株式会社

項目内容
会社名コベルコシステム株式会社
最大の特徴製造業基幹システムとRPA連携
どんなケースにおすすめか生産管理・在庫連携を自動化したい製造業
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力4
技術・実績4
運用保守3
拡張性3

神戸製鋼グループのシステム会社として、製造業の現場業務に精通しているのがコベルコシステムの特長
生産管理システムや在庫管理システムといった基幹システムとRPAの連携実績が豊富です。

UiPathのリセラー契約により、製造業向けの統合ソリューションを提供。
概念実証(PoC)メニューでは30社以上の導入実績を誇り、製造現場特有の課題に対する理解が深いことが分かります。

生産計画の自動更新や在庫データの連携など、製造業ならではの自動化ニーズに対応したい企業におすすめです。

FCEプロセス&テクノロジー株式会社

FCEプロセス&テクノロジー株式会社

項目内容
会社名FCEプロセス&テクノロジー株式会社
最大の特徴中小製造業でも使える国産RPA
どんなケースにおすすめかIT人材が少ない工場で自動化したい
評価項目点数
費用の安さ4
課題解決能力3
技術・実績3
運用保守4
拡張性3

「Robo-Pat DX」を提供するFCEプロセス&テクノロジーは、IT人材が不足しがちな中小製造業向けのRPAソリューションに特化。
月額料金のみで無料サポートが付いており、初期投資を抑えて導入できるのが魅力です。

簡単なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)により、プログラミング知識がない現場担当者でもロボットを作成可能。
1,700社を超える導入実績があり、特に製造業での事例が豊富に蓄積されています。

大手ITベンダーに頼らず、自社でRPA運用を内製化したい中小製造業に最適な選択肢といえるでしょう。

サブスク型で低コスト導入が可能な会社

初期費用を抑えてRPAを導入したい企業向けに、サブスクリプション型のサービスを提供する会社をご紹介します。

  • BizteX株式会社(cobit)
  • batton株式会社(MICHIRU)
  • クラウドBOT株式会社

BizteX株式会社

BizteX株式会社

項目内容
会社名BizteX株式会社
最大の特徴国産クラウドRPA月10万円~
どんなケースにおすすめかまずは部門単位で素早く試したい
評価項目点数
費用の安さ5
課題解決能力3
技術・実績3
運用保守3
拡張性3

BizteXが提供する「cobit」は、月額10万円から利用できる国産クラウド型RPAサービス。SaaS(Software as a Service)形式のため、サーバー環境の構築が不要で、すぐに利用を開始できます。

最大の特徴は、ロボット数やアカウント数が無制限である点。

追加料金を気にせず、必要に応じてロボットを増やせるのは大きなメリットです。
豊富なAPIにより、iPaaS(Integration Platform as a Service)のようにシステム間連携も可能。
まずは小規模から始めて、効果を確認しながら段階的に拡張したい企業におすすめです。

batton株式会社

batton株式会社

項目内容
会社名batton株式会社
最大の特徴月14.8万円でサポート込み使い放題
どんなケースにおすすめかPC台数多く固定費を抑えたい中堅企業
評価項目点数
費用の安さ5
課題解決能力3
技術・実績2
運用保守3
拡張性2

battonの「MICHIRU」は、月額14.8万円で使い放題というシンプルな料金体系が魅力
1つのアカウントで無制限にインストールできるため、PC台数が多い中堅企業でもコストを抑えて導入可能です。

追加費用ゼロの伴走サポートにより、導入から運用まで安心して進められます。
今後はシナリオ共有市場の提供も予定されており、他社が作成したロボットを活用することで開発工数の削減も期待できるでしょう。

固定費を抑えながら、複数部門でRPAを活用したい中堅企業に適したサービスです。

クラウドBOT株式会社

クラウドBOT株式会社

項目内容
会社名クラウドBOT株式会社
最大の特徴無料プラン~月3,300円で開始可
どんなケースにおすすめか個人・小規模でWeb操作だけ自動化
評価項目点数
費用の安さ5
課題解決能力2
技術・実績2
運用保守2
拡張性2

クラウドBOTは、無料プランから月額3,300円という業界最安水準でRPAを提供
ブラウザ上で完結するノーコードRPAのため、特別なソフトウェアのインストールが不要です。

Windows、Mac、Linuxといった複数のOSに対応し、スマートフォンからもロボットを実行可能。作成したロボットをAPI化してサービス連携できるため、小規模ながら柔軟な自動化を実現できます。

個人事業主や小規模企業で、Web上の簡単な作業を自動化したい場合に最適。コストを極限まで抑えてRPAを試してみたい企業におすすめです。

手前味噌で恐縮ですが、弊社EPICs株式会社についてもご紹介させていただきます。

EPICs株式会社

EPICs株式会社

項目内容
会社名EPICs株式会社
最大の特徴ノーコード開発による業務自動化ソリューション
どんなケースにおすすめかRPAでは難しい複雑な業務フローを低コストで自動化したい
評価項目点数
費用の安さ5
課題解決能力5
技術・実績3
運用保守4
拡張性5

EPICs株式会社は、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社として、既存のRPAツールでは対応が困難な複雑な業務自動化ニーズに応えています。
最安30万円、最短2週間という業界屈指のスピードとコストパフォーマンスが大きな魅力です。

同社の強みは、複数のノーコードツールに対応していることにあります。

お客様の要件に応じて最適なツールを選定することで、開発期間の短縮と費用削減を同時に実現。
一般的なRPAツールでは実装困難な、複数システム間の複雑な連携や独自の業務ルールにも柔軟に対応できます。

さらに、アプリケーション開発だけでなくマーケティング支援も提供している点が特徴的。自動化システムを構築した後の運用や効果測定、さらには業務改善提案まで一気通貫でサポートします。

RPAツールの制約を超えて、真のデジタル化を推進したい企業にとって心強いパートナーといえるでしょう。

運用・保守まで伴走してくれる会社

RPA導入後の安定運用を重視する企業向けに、手厚いサポート体制を提供する会社をご紹介します。

  • 富士ソフト株式会社
  • 日立システムズ株式会社
  • テクバン株式会社

富士ソフト株式会社

富士ソフト株式会社

項目内容
会社名富士ソフト株式会社
最大の特徴Blue Prism/UiPath両対応で定着支援
どんなケースにおすすめかガバナンス重視の全社展開
評価項目点数
費用の安さ2
課題解決能力4
技術・実績5
運用保守5
拡張性4

富士ソフトは、Blue PrismとUiPathの両方に対応できる数少ない開発会社
導入からテスト、運用まで一貫したガイドライン整備により、企業のガバナンス要求に応えています。

特に大規模なロボット運用監視サービスに強みがあり、数百体のロボットを安定稼働させる仕組みを提供。

社内のRPAセンター設置支援メニューも用意されており、全社的なRPA展開を計画している大企業には心強いパートナーです。
厳格な運用ルールが求められる金融機関や大手製造業での実績も豊富で、信頼性の高いサービスを提供しています。

日立システムズ株式会社

日立システムズ株式会社

項目内容
会社名日立システムズ株式会社
最大の特徴製造向けIoT+RPA統合運用
どんなケースにおすすめかERPやMESとRPAを連携したい製造現場
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力4
技術・実績4
運用保守5
拡張性4

日立システムズの強みは、24時間365日の監視・障害対応サービス

製造業向けのERP(Enterprise Resource Planning)やMES(Manufacturing Execution System)との標準連携テンプレートを提供し、IoT基盤とRPAを統合した運用を得意としています。

国内外の拠点を横断した展開事例も多数保有しており、グローバル製造業のニーズにも対応可能。
SAP(企業向け業務ソフトウェア)との連携実績も豊富で、基幹システムと連動した高度な自動化を実現できます。

製造現場でのシステム統合を重視し、安定した運用保守を求める企業に最適です。

テクバン株式会社

テクバン株式会社

項目内容
会社名テクバン株式会社
最大の特徴iPaaS / WinActor導入後の保守代行
どんなケースにおすすめかロボ保守要員が確保できない
評価項目点数
費用の安さ4
課題解決能力3
技術・実績3
運用保守4
拡張性3

テクバンは、iPaaS(Integration Platform as a Service)やWinActorの導入後保守に特化したサービスを提供。
社内にRPA保守要員を確保できない中小企業にとって頼りになる存在です。

運用監視に加えて年次棚卸しサービスも提供し、ロボットの稼働状況や効果測定を定期的に実施。常駐とリモートの両方に対応し、企業の予算や体制に応じて柔軟なサポートを選択できます。

小規模案件向けの固定料金パックも用意されており、予算が限られた企業でも安心して保守を依頼可能。
導入は完了したものの、その後の運用に不安を感じている企業におすすめです。

AI連携・拡張性に優れた会社

将来的な技術発展を見据え、AI連携やハイパーオートメーションを実現したい企業向けの開発会社をご紹介します。

  • UiPath株式会社(日本法人)
  • NTTアドバンステクノロジ株式会社(WinActor)
  • RPAテクノロジーズ株式会社(BizRobo! AI Apps)

UiPath株式会社(日本法人)

UiPath株式会社

項目内容
会社名UiPath株式会社
最大の特徴AI Center/Doc Understandingで生成AI融合
どんなケースにおすすめか全社規模のハイパーオートメーション
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力5
技術・実績5
運用保守4
拡張性5

世界最大手のRPAベンダーであるUiPathは、Agentic AI(自律的に行動するAI)とRPAを統合したStudio X等の最新機能を提供。
AI CenterやDoc Understanding(文書理解AI)により、従来のルールベース自動化を超えた知的処理を実現しています。

10,000社を超える導入実績と豊富なMVPコミュニティにより、最新のベストプラクティスを常に入手可能。Automation Cloudによりガバナンスも強化されており、大企業での全社展開にも対応できます。

RPAの枠を超えたハイパーオートメーションを目指す企業には、最も先進的な選択肢といえるでしょう。

NTTアドバンステクノロジ株式会社

NTTアドバンステクノロジ株式会社

項目内容
会社名NTTアドバンステクノロジ株式会社
最大の特徴WinActor Ver.7.6で生成AI連携強化
どんなケースにおすすめか国産&セキュア環境でAI OCR/画像解析
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力4
技術・実績4
運用保守4
拡張性5

国産RPAツールのパイオニアであるWinActorは、Ver.7.6で生成AI連携機能を大幅に強化。生成AIによるシナリオ自動生成支援により、ロボット作成の効率化を実現しています。

画像分析APIとの連携により、従来は困難だった非定型業務の自動化も可能
全国に展開するパートナー網により保守体制も充実しており、国産ツールならではの安心感があります。

セキュリティ要件が厳しい企業で、かつ最新のAI技術を活用したい場合に最適な選択肢。
日本企業の商習慣に合わせた細やかなサポートが期待できます。

オープン株式会社

オープン株式会社

項目内容
会社名オープン株式会社
最大の特徴ロボ運用をAIが解析・可視化
どんなケースにおすすめか乱立したロボを整理しROIを上げたい
評価項目点数
費用の安さ3
課題解決能力4
技術・実績4
運用保守4
拡張性5

オープン株式会社の「BizRobo! AI Apps」は、チャット指示でロボットを自動生成するβ版機能を提供。
これまでの手動でのロボット作成から、自然言語での指示による自動生成へと大きく進化しています。

BPMS(Business Process Management System)とAIを組み合わせたハイパーオートメーション基盤により、単純な作業自動化を超えたプロセス全体の最適化を実現。
ITreviewアワードを連続受賞するなど、ユーザー満足度の高さも証明されています。

既に多数のロボットが乱立し、管理に課題を抱えている企業にとって、AI による運用最適化は大きなメリットとなるでしょう。

RPA開発会社選びで失敗を避ける5つのポイント

RPA導入を成功させるためには、開発会社選びが重要な鍵を握ります。多くの企業が陥りがちな失敗を避けるため、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

自社の導入目的を明確に定義する

RPA導入で最も重要なのは、「何のために」「どの業務を」自動化したいのかを具体的に定義することです。
単に「業務効率化」という曖昧な目標ではなく、「月末の売上集計作業を3時間から30分に短縮したい」といった具体的な目標設定が必要。

目的が明確でないと、開発会社との認識のずれが生じ、期待した効果が得られない結果となります。まずは現在の業務フローを可視化し、自動化対象となる作業を特定しましょう。
この準備段階を丁寧に行うことで、適切な開発会社選びにつながります。

開発会社の実績内容を詳しく調査する

「導入実績○○社」という数字だけでなく、自社と同じ業界や規模での実績があるかを確認することが重要です。
金融業界と製造業では求められるセキュリティレベルや業務特性が大きく異なるため、関連業界での経験は成功の鍵となります。

また、実績の内容も深掘りして確認しましょう。どのような課題を解決し、どの程度の効果を上げたのか、具体的な事例を聞くことで開発会社の実力を判断できます。
可能であれば、既存顧客との面談機会を設けてもらい、生の声を聞くのも有効な手段です。

見積もりの詳細な内訳を必ず確認する

RPA開発の見積もりは、項目ごとの内訳が明確に記載されているかを確認してください。「一式」という表記で詳細が不明な見積もりは、後々追加費用が発生するリスクがあります。

特に注意すべきは、要件定義、設計、開発、テスト、導入支援の各フェーズでどの程度の工数を見込んでいるかという点。
また、ライセンス費用や保守費用が別途必要な場合は、その詳細も含めて総コストを算出しましょう。複数社から相見積もりを取り、内訳を比較することで適正価格を判断できます。

導入後の運用サポート体制を事前に把握する

RPA導入は、稼働開始がゴールではありません。システム障害時の対応、ロボットのメンテナンス、業務変更に伴う修正など、継続的なサポートが必要です。
開発会社がどこまでサポートしてくれるのか、事前に確認しておくことが重要。

特に、障害発生時の対応時間(何時間以内に復旧するか)、サポート範囲(リモート対応のみか現地対応も可能か)、追加費用の有無などを明確にしておきましょう。
24時間365日の監視体制があるかどうかも、業務継続の観点から重要な判断材料となります。

契約内容と責任範囲を書面で明文化する

口約束や曖昧な契約内容は、後々のトラブルの原因となります。
開発範囲、納期、費用、保守内容、責任分界点など、重要な事項はすべて書面で明文化することが必須です。

特に重要なのは、想定外の事態が発生した場合の対応方法
システム障害による業務停止、要件変更に伴う追加開発、既存システムとの連携不具合など、リスクシナリオを想定した契約条項を盛り込んでおきましょう。

契約書の内容は、法務部門にも確認してもらうことをおすすめします。

RPA開発ならEPICs株式会社

これまでご紹介した選び方のポイントを踏まえ、改めて弊社EPICs株式会社の強みをご紹介させていただきます。

EPICs株式会社は、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社として、従来のRPAツールでは実現困難な複雑な業務自動化を得意としています。
最安30万円、最短2週間という業界屈指のスピードとコストパフォーマンスにより、小規模から大規模まで幅広いニーズに対応可能です。

同社の最大の強みは、複数のノーコードツールを使い分けることで、お客様の要件に最適なソリューションを提供できる点にあります。

一般的なRPAツールでは対応が困難な、複数システム間の複雑な連携や独自の業務ルールも柔軟に実装。さらに、開発だけでなくマーケティング支援も含めた一気通貫のサポートにより、真の業務改善を実現します。

導入目的の明確化から運用サポートまで、前章でお伝えした選び方のポイントをすべてクリアした開発パートナーとして、安心してお任せいただけます。

RPA導入後の運用体制構築

RPA導入を成功させるためには、開発会社選びと同様に、導入後の運用体制構築も重要な要素です。多くの企業が見落としがちな運用フェーズでの重要ポイントをご紹介します。

社内のRPA管理者を明確に任命する

RPA導入後は、必ず社内に専任または兼任の管理者を配置することが重要です。
管理者の役割は、日常的なロボットの稼働状況確認、障害発生時の一次対応、業務変更に伴うロボット修正の判断など多岐にわたります。

管理者には、RPAツールの基本的な操作方法だけでなく、自社の業務フローを深く理解している人材を選ぶことがポイント。IT部門と業務部門の橋渡し役として、技術的な知識と業務知識の両方を兼ね備えた人材が理想的です。

管理者が不在の期間が続くと、小さな不具合が大きな業務停止につながるリスクがあります。

システム障害やエラーの監視を自動化する

RPAロボットは24時間稼働することが多いため、人手による監視では限界があります。
ロボットの実行ログを自動的に監視し、エラーや異常終了が発生した際にアラートを送信する仕組みを構築しましょう。

監視システムでは、単純な稼働・停止の状態だけでなく、処理時間の異常な延長や処理件数の大幅な変化なども検知できるよう設定することが重要。
早期発見により、業務への影響を最小限に抑えることができます。

また、定期的にロボットの処理結果を確認し、想定通りの動作をしているかをチェックする仕組みも必要です。

継続的な改善サイクルを社内で定義する

RPA導入は一度構築して終わりではなく、継続的な改善が必要です
業務の変更、システムのアップデート、新たな自動化対象の発見など、様々な要因でロボットの見直しが必要になります。

月次や四半期ごとに、ロボットの稼働状況と効果を評価する定期レビューを実施しましょう。処理時間の短縮効果、エラー発生率、コスト削減効果などを数値で測定し、改善点を特定します。

また、現場からの要望や新たな自動化ニーズを収集し、優先順位をつけて対応していく仕組みも重要。このサイクルを回すことで、RPA投資の効果を最大化できます。

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