eラーニング導入で企業研修を効率化!おすすめ会社14選!

企業の人材育成において、eラーニングシステムの導入は今や必須となっています。
従来の集合研修と比べて、時間や場所の制約がなく、個人のペースで学習を進められるのが大きなメリット。しかし、数多くのeラーニング会社が存在する中で、自社に最適なサービスを選ぶのは簡単ではありません。

本記事では、規模や予算、目的に応じて選べるよう、14社のeラーニングサービスを厳選してご紹介します。
大企業向けの高機能システムから、小規模企業でも導入しやすい低価格サービスまで、それぞれの特徴と適用場面を詳しく解説していきます。

目次

大規模・複雑な組織向けの本格派システム

大企業や複雑な組織構造を持つ企業では、多様な研修プログラムを体系的に管理できる高機能なeラーニングシステムが必要です。以下の会社では、豊富な導入実績と充実したサポート体制で、大規模な組織の課題に対応できます。

  • 株式会社ライトワークス「CAREERSHIP」
  • 株式会社デジタル・ナレッジ「KnowledgeDeliver」

株式会社ライトワークス「CAREERSHIP」

株式会社ライトワークス「CAREERSHIP」

項目内容
会社名株式会社ライトワークス
最大の特徴LMS市場売上シェア No.1
どんなケースにおすすめか大規模・複雑な組織で体系的研修を行いたい
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力5
コンテンツ品質・更新5
拡張性・連携性5
サポート体制4

ライットワークスのCAREERSHIPは、国内eラーニング市場でトップシェアを誇る信頼性の高いサービスです。

最大の強みは、25年以上にわたって蓄積してきた豊富な導入ノウハウにあります。

これまで数多くの大企業での導入経験を持ち、組織の課題に応じたカスタマイズ提案が可能。

コンテンツ面では、汎用的な教材から自社制作の専門教材まで幅広く取り揃えており、企業のニーズに応じて最適な学習プログラムを構築できます。

特に注目すべきは、単なるシステム提供にとどまらず、コンサルタントが伴走しながら研修効果を最大化するサポート体制。

導入後の運用改善まで一貫してフォローしてくれるため、eラーニング初心者の企業でも安心して利用開始できるでしょう。
費用面では他社と比べて高めの設定ですが、その分確実な成果を期待できる本格派システムといえます。

株式会社デジタル・ナレッジ「KnowledgeDeliver」

株式会社デジタル・ナレッジ「KnowledgeDeliver」

項目内容
会社名株式会社デジタル・ナレッジ
最大の特徴フルカスタマイズ可能な統合LMS
どんなケースにおすすめか個別要件が多い大企業・教育機関向け
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力5
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性5
サポート体制4

デジタル・ナレッジのKnowledgeDeliverは、1,500社を超える導入実績を持つ老舗のeラーニングプロバイダーです。

最大の特徴は、顧客の要望に応じてシステムを柔軟にカスタマイズできる点にあります。

既存の業務システムとの連携が必要な大企業や、特殊な教育要件を持つ教育機関にとって、この柔軟性は大きなメリット。

技術面では、SCORM(eラーニングの国際標準規格)対応はもちろん、外部APIとの連携機能も豊富に用意されています。
これにより、人事システムや業務アプリケーションとシームレスに連携し、学習データを一元管理することが可能

また、クラウド型と買い切り型の両方のプランを提供しているため、企業のIT方針に応じて最適な導入形態を選択できます。
個別要件が多く、既存システムとの連携を重視する組織には特におすすめのソリューションです。

低コストで始められる小規模企業向けサービス

予算に制約がある小規模企業や、まずはeラーニングを試してみたい企業には、初期費用を抑えながらも必要十分な機能を提供するサービスが適しています。以下の会社では、コストパフォーマンスを重視した導入しやすいプランを用意しています。

  • Mogic株式会社「LearnO」
  • KIYOラーニング株式会社「AirCourse」
  • KIYOラーニング株式会社「etudes」
  • EPICs株式会社

Mogic株式会社「LearnO」

Mogic株式会社「LearnO」

項目内容
会社名Mogic株式会社
最大の特徴月額4,900円~と業界最安帯
どんなケースにおすすめか小規模・まず低コストで始めたい企業
評価項目評価
費用の安さ5
課題解決能力3
コンテンツ品質・更新3
拡張性・連携性3
サポート体制3

LearnOは業界最安クラスの料金設定で、eラーニング初心者でも気軽に始められるサービスです。

初期費用が一切かからず、月額4,900円からという低価格で利用開始できるのが最大の魅力。
1か月間の無料トライアル期間も設けられているため、実際に使い勝手を確認してから本格導入を決められます。

月間60万人を超えるユーザーが利用している実績があり、シンプルながらも安定したサービス提供が期待できるでしょう。

機能面では高度なカスタマイズや複雑な連携には対応していませんが、基本的なeラーニング機能は一通り揃っています。

小規模企業で「まずはeラーニングがどんなものか試してみたい」「予算をかけずに社員教育をデジタル化したい」といったニーズには最適。
コストを最優先に考える企業にとって、非常に魅力的な選択肢といえます。

KIYOラーニング株式会社「AirCourse」

KIYOラーニング株式会社「AirCourse」

項目内容
会社名KIYOラーニング株式会社
最大の特徴初期費用0円・1ID月240円~
どんなケースにおすすめか100名以上の社員教育を低予算で実施したい企業
評価項目評価
費用の安さ5
課題解決能力3
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性3
サポート体制3

AirCourseは1ID月額240円からという低価格設定で、中規模企業でも導入しやすいコストパフォーマンスを実現しています。

初期費用も不要なため、導入時の負担を大幅に軽減可能。

特に100名以上の従業員を抱える企業では、スケールメリットを活かして非常に安価に社員教育を実施できます。

コンテンツ面では1,000本を超える標準動画教材が見放題で利用でき、ビジネスマナーから専門スキルまで幅広い分野をカバー。
さらに、スマートフォンで撮影した動画を簡単にコース化できる機能も搭載されており、現場に密着したオリジナル教材の作成も容易です。

集合研修の管理機能も同一画面で行えるため、ハイブリッド型の研修運営にも対応。
低予算ながらも実用的な機能が充実した、中小企業におすすめのサービスです。

アル―株式会社「etudes」

アル―株式会社「etudes」

項目内容
会社名アル―株式会社
最大の特徴小規模向け無料プランあり
どんなケースにおすすめか50名以下で社内教材を配信したい企業
評価項目評価
費用の安さ5
課題解決能力3
コンテンツ品質・更新3
拡張性・連携性3
サポート体制3

etudesは小規模企業に特化したeラーニングサービスで、なんと無料プランから利用開始できるのが最大の特徴です。

50名以下の小さな組織では、基本機能を無料で使い続けることも可能。
必要に応じて有料オプションを追加していく段階的な導入ができるため、予算の少ないスタートアップ企業や部署単位での導入に最適です。

SCORM対応により、既存の教材資産も活用でき、スマートフォン完結のユーザーインターフェースで受講者の利便性も確保されています。機能的にはシンプルですが、小規模組織での社内教材配信には十分な能力を持っているでしょう。

「とりあえず無料で始めて、効果が確認できたら機能を拡張していきたい」という慎重なアプローチを取りたい企業には理想的なサービスといえます。

EPICs株式会社

EPICs株式会社

項目内容
会社名EPICs株式会社
最大の特徴最短2週間でカスタムeラーニングシステムを構築
どんなケースにおすすめか独自要件があり既製品では対応できない企業
評価項目評価
費用の安さ5
課題解決能力5
コンテンツ品質・更新3
拡張性・連携性5
サポート体制4

EPICs株式会社は、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社として、既存のeラーニングサービスでは実現困難な独自要件に対応しています。
最安30万円、最短2週間という短期間・低コストでの開発が可能で、従来のシステム開発と比べて大幅なコスト削減と納期短縮を実現。

最大の強みは、複数のノーコードツールに精通していることです。

企業が求める機能や予算に応じて最適なツールを選定するため、無駄のない効率的な開発ができます。
例えば、特殊な業界の専門用語を扱う教材管理システムや、複雑な権限設定が必要な大規模組織向けシステムなど、既製品では対応しきれない要件にも柔軟に対応可能。

さらに、システム開発だけでなくマーケティング支援も提供しているため、せっかく構築したeラーニングシステムを社内に浸透させるための運用サポートまで一貫して依頼できるのも大きなメリットです。

特定分野に特化した専門サービス

企業によっては、一般的なビジネススキル研修ではなく、特定の分野に特化した教育が必要な場合があります。以下の会社では、それぞれ専門性の高い分野に焦点を当てたeラーニングサービスを提供しています。

  • LRM株式会社「セキュリオ」
  • 株式会社Schoo「Schoo for Business」
  • ピーシーフェーズ株式会社「shouin+」

LRM株式会社「セキュリオ」

LRM株式会社「セキュリオ」

項目内容
会社名LRM株式会社
最大の特徴情報セキュリティ教育に特化
どんなケースにおすすめかISMS/個人情報保護研修を確実に実施したい企業
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性3
サポート体制4

セキュリオは情報セキュリティ教育に完全特化したeラーニングサービスです。近年、企業にとって情報セキュリティ対策は必須課題となっており、従業員への継続的な教育が求められています。

このサービスでは、標的型攻撃メール訓練が標準装備されているのが大きな特徴。

実際の攻撃手法を模擬した訓練により、従業員のセキュリティ意識を実践的に向上させることが可能です。

2,000社以上での導入実績があり、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証取得企業での利用も多数。従業員一人ひとりの理解度に応じて学習内容を自動で最適化する機能も搭載されており、効率的な教育が実現できます。

コンプライアンス強化や個人情報保護法対応など、セキュリティ関連の研修を確実に実施したい企業には最適な選択肢。
専門分野に特化している分、汎用的なビジネス研修には向きませんが、セキュリティ教育においては他の追随を許さない高い専門性を誇ります。

株式会社Schoo「Schoo for Business」

株式会社Schoo「Schoo for Business」

項目内容
会社名株式会社Schoo
最大の特徴9,000本超のライブ&録画講座
どんなケースにおすすめかDX・階層別など幅広い社内研修を手軽に導入
評価項目評価
費用の安さ4
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新5
拡張性・連携性4
サポート体制4

Schoo for Businessは、豊富なライブ配信講座と録画コンテンツが魅力のeラーニングサービスです。

9,000本を超える講座ラインナップは業界でも屈指の充実度を誇り、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連から階層別研修まで幅広い分野をカバー。
月150本以上の新しいライブ講座が配信されるため、常に最新の知識やトレンドを学習に取り入れることができます。

特に注目すべきは、ライブ配信による双方向性のある学習体験

リアルタイムでの質疑応答や他の受講者との交流により、オンライン学習でありながら集合研修のような活気を感じられるでしょう。受講データの可視化機能も充実しており、従業員の学習状況を詳細に把握し、適切なフォローアップが可能。

2,000社を超える導入実績があり、特に最新のビジネススキルや技術トレンドを継続的に学習したい企業におすすめです。

ピーシーフェーズ株式会社「shouin+」

ピーシーフェーズ株式会社「shouin+」

項目内容
会社名ピーシーフェーズ株式会社
最大の特徴現場動画で”スマホ学習”に特化
どんなケースにおすすめか店舗・現場スタッフのOJT動画マニュアル共有
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力3
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性3
サポート体制3

shouin+は現場での実務教育に特化したeラーニングサービスです。
小売業や飲食業、製造業など、実際の作業手順を覚える必要がある現場スタッフの教育に最適化されています。スマートフォンでの学習に完全対応しており、現場で働くスタッフが空き時間に手軽に学習できる環境を提供。

最大の特徴は、実際の作業風景を動画マニュアルとして共有できる点です。

ベテランスタッフの技術や接客ノウハウを動画で記録し、新人スタッフが何度も見返しながら学習することが可能。これにより、店舗や拠点によってばらつきがちだった教育品質を統一し、全社的なスキル平準化を実現できます。

評価基準も明確に設定できるため、OJT(On-the-Job Training)の効果測定も容易。
無料トライアルも用意されているので、現場教育の課題を抱える企業は一度試してみる価値があるでしょう。

人事システム連携重視の統合型サービス

企業の人事戦略において、研修履歴と人事データを一元管理したいニーズが高まっています。以下の会社では、既存の人事システムとの連携を重視した統合型のeラーニングサービスを提供しています。

  • 株式会社SmartHR「学習管理」
  • manebi株式会社「manebi eラーニング」

株式会社SmartHR「労務管理」

株式会社SmartHR「労務管理」

項目内容
会社名株式会社SmartHR
最大の特徴人事労務クラウドと一体化した学習管理
どんなケースにおすすめか人事データと研修履歴を一元管理したい企業
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新3
拡張性・連携性4
サポート体制3

SmartHRの学習管理機能は、同社の人事労務クラウドシステムと完全に統合されたeラーニングサービスです。

最大の強みは、従業員の基本情報、勤怠データ、評価情報と研修履歴が一つのプラットフォームで管理できる点にあります。

受講履歴が自動的にタレント管理システムに連携されるため、人事担当者は従業員のスキル習得状況を人事評価と併せて総合的に把握することが可能です。

受講ステータスの可視化機能により、受講漏れや進捗の遅れを早期に発見し、適切なフォローアップを実施できるのも大きなメリット
また、SmartHRの他機能と同じユーザーインターフェースを採用しているため、従業員の操作習得コストが低く、システム定着率の向上が期待できます。

既にSmartHRを導入している企業はもちろん、人事業務全体のデジタル化を検討している企業にとって、シームレスな連携が魅力的な選択肢といえるでしょう。

manebi株式会社「manebi eラーニング」

manebi株式会社「manebi eラーニング」

項目内容
会社名manebi株式会社
最大の特徴6,300教材+AIコースマップ
どんなケースにおすすめか教材豊富+AIで最適化したい企業
評価項目評価
費用の安さ4
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性3
サポート体制3

manebi eラーニングは、6,300以上の豊富な教材ライブラリとAI技術を組み合わせた次世代型のeラーニングサービスです。

従来のeラーニングでは、膨大な教材の中から適切なコンテンツを選択するのが課題でしたが、このサービスではAIが従業員の職種や習熟度に応じて最適な学習コースマップを自動生成。
個人に最適化された学習プランにより、効率的なスキルアップが実現できます

AI字幕機能により動画コンテンツの理解度向上を図り、バッジ機能でゲーミフィケーション要素を取り入れることで学習継続率の向上も期待できるでしょう。

月額19,800円からという比較的リーズナブルな価格設定で、小規模企業でも導入しやすい点も魅力

API連携やSSO(シングルサインオン)オプションも用意されているため、既存システムとの連携も可能です。

豊富な教材とAI最適化により、従業員一人ひとりに合わせた効果的な学習環境を構築したい企業におすすめのサービスです。

外部販売・収益化重視のプラットフォーム型サービス

社内教育だけでなく、顧客や代理店向けの教育コンテンツ販売、有料講座の運営を検討している企業には、収益化機能に特化したeラーニングプラットフォームが適しています。以下の会社では、教育コンテンツのマネタイズに焦点を当てたサービスを提供しています。

  • コンテンツワークス株式会社「WisdomBase」
  • 株式会社Arts Japan「Revot」

株式会社シェアウィズ「WisdomBase」

株式会社シェアウィズ「WisdomBase」

項目内容
会社名株式会社シェアウィズ
最大の特徴eラーニング販売サイトを即構築
どんなケースにおすすめか顧客・代理店向け製品教育や有料講座販売
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性4
サポート体制3

WisdomBaseは、eラーニングコンテンツの販売サイトを短期間で構築できる専門プラットフォームです。
BtoB向けの教育ビジネスに最適化されており、製品メーカーが販売代理店向けに製品知識教育を提供したり、コンサルティング会社が専門ノウハウを有料講座として販売したりする用途に適しています。

最大の特徴は、決済機能と認定証発行機能が標準で搭載されている点。

クレジットカード決済から銀行振込まで多様な支払い方法に対応し、受講完了者には自動で認定証を発行するため、教育コンテンツの商品価値を高めることができます。
デザインカスタマイズの自由度も高く、企業ブランドに合わせたオリジナルの学習サイトを構築可能。

教育コンテンツを通じた新たな収益源の創出を目指す企業にとって、非常に魅力的なソリューションといえるでしょう。

株式会社Arts Japan「Revot」

株式会社Arts Japan「Revot」

項目内容
会社名株式会社Arts Japan
最大の特徴動画+決済付きオンラインスクール構築
どんなケースにおすすめか有料オンライン講座のマネタイズを重視
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力3
コンテンツ品質・更新3
拡張性・連携性4
サポート体制3

Revotは動画コンテンツを中心とした有料オンラインスクールの構築に特化したプラットフォームです。

個人の専門家から企業まで、幅広いコンテンツ提供者がオンライン教育ビジネスを展開できるよう設計されています。AI技術を活用した学習遅れの自動検知機能により、受講者一人ひとりの学習状況を把握し、適切なサポートを提供することが可能です。

決済機能とサブスクリプション機能が標準対応しているため、単発の講座販売から継続的な月額制サービスまで、多様なビジネスモデルに対応。

低コード開発により短期間でのサービス立ち上げが可能で、技術的な専門知識がなくても本格的なオンラインスクールを構築できます。

専門知識を持つ個人事業主や、新たな教育サービス事業を立ち上げたい企業にとって、収益化に直結する機能が充実した実用的なプラットフォームです。

大規模動画配信・高等教育向けサービス

大学や大企業での大規模な動画講義配信、高品質な映像コンテンツを重視する教育機関には、技術的な性能と教育現場での実用性を兼ね備えたサービスが必要です。以下の会社では、そうした高度な要求に応えるeラーニングシステムを提供しています。

  • 株式会社サイバー大学「Cloud Campus」
  • チエルコミュニケーションブリッジ株式会社「GLEXA」

株式会社サイバー大学「Cloud Campus」

株式会社サイバー大学「Cloud Campus」

項目内容
会社名株式会社サイバー大学
最大の特徴大規模動画配信に強いMOOC型LMS
どんなケースにおすすめか1万人規模の長尺動画講義を扱う大学・企業研修
評価項目評価
費用の安さ2
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新4
拡張性・連携性5
サポート体制4

Cloud Campusは、オンライン大学として豊富な実績を持つサイバー大学が開発したMOOC(大規模公開オンライン講座)型のeラーニングシステムです。

1万人規模の同時アクセスにも対応できる高い技術性能が最大の特徴で、大学の講義配信や大企業での全社研修など、大規模な動画配信が必要な場面で威力を発揮します。

4K動画のストリーミング配信に対応しており、高品質な映像コンテンツをスムーズに視聴することが可能。API連携やLTI(Learning Tools Interoperability)規格にも対応しているため、既存の学習管理システムや業務システムとの連携も柔軟に行えます。

さらに、専用の撮影スタジオを備えており、コンテンツ制作から配信まで一貫したサポートを提供。

費用は高めの設定ですが、大規模かつ高品質な動画教育を実現したい組織には最適なソリューションといえるでしょう。

チエルコミュニケーションブリッジ株式会社「GLEXA」

チエルコミュニケーションブリッジ株式会社「GLEXA」

項目内容
会社名チエルコミュニケーションブリッジ株式会社
最大の特徴“3秒で問題作成”の簡易UI
どんなケースにおすすめか高等教育で教材を大量作成したい学校・専門部署
評価項目評価
費用の安さ3
課題解決能力4
コンテンツ品質・更新3
拡張性・連携性4
サポート体制3

GLEXAは教育現場での使いやすさを徹底的に追求したeラーニングシステムです。

最大の特徴は「3秒で問題作成」というキャッチフレーズが示すとおり、教材作成の簡便性にあります。

教育関係者が直感的に操作できるユーザーインターフェースにより、ITスキルに不安がある教員でも短時間で質の高い教材を作成することが可能です。

全国80校、約10万人の学生が利用している実績があり、高等教育機関での導入ノウハウが豊富。顧客の要望に応じた柔軟なカスタマイズ実績も多数あり、各教育機関の特色や方針に合わせたシステム構築ができます。

教材自作支援ツールも付属しているため、外部の教材制作会社に依頼することなく、内製での教材開発が可能。

大学や専門学校など、継続的に大量の教材作成が必要な教育機関にとって、作業効率の大幅な改善が期待できるサービスです。

eラーニング会社選定で失敗を避ける5つのポイント

eラーニングシステムの導入は企業にとって重要な投資です。しかし、適切な選び方を知らずに進めてしまうと、想定していた効果が得られなかったり、予算オーバーになったりするリスクがあります。
失敗を避けるために押さえておくべき選定ポイントを5つご紹介します。

導入目的と要件の明文化

eラーニング導入の成功は、まず「何のために導入するのか」を明確にすることから始まります。
新人研修の効率化なのか、全社的なスキルアップなのか、コンプライアンス教育の徹底なのか。目的によって必要な機能や予算規模が大きく変わってくるためです。

要件を文章化する際は、受講者数、利用期間、必要な機能、予算上限、既存システムとの連携要件などを具体的に整理しましょう。

曖昧な要件のまま比較検討を進めると、後から「こんな機能が必要だった」「予算が足りない」といった問題が発生しがち。
特に、スマートフォン対応の有無や、受講データの出力形式など、運用開始後に重要になる細かな要件も事前に洗い出しておくことが重要です。

導入実績と事例の詳細比較

eラーニング会社を選ぶ際は、単純な導入社数だけでなく、自社と似た業界や規模での導入事例があるかを確認することが大切です。
同じ課題を抱えた企業での成功事例があれば、自社でも同様の効果が期待できる可能性が高まります。

事例比較では、導入前の課題、選定理由、導入後の効果測定結果まで詳しく聞き取りましょう。「受講率が○%向上した」「研修コストが○割削減できた」といった具体的な数値があると、投資対効果を判断しやすくなります。
また、導入時に発生したトラブルや想定外の課題についても率直に聞いておくと、自社での導入時のリスク回避に役立つでしょう。

必要機能の詳細評価

eラーニングシステムの機能は多岐にわたるため、自社に本当に必要な機能を見極めることが重要です。
高機能すぎるシステムを選んでしまうと、コストが無駄になったり、操作が複雑で現場に定着しなかったりするリスクがあります。

機能評価では、学習管理機能、コンテンツ作成機能、進捗管理機能、レポート機能など、カテゴリごとに詳細を確認しましょう。特に、既存の人事システムや業務アプリケーションとの連携機能は、導入後の運用効率に大きく影響するため念入りにチェックが必要。

無料トライアルが提供されている場合は、実際に使ってみて操作性や機能の使い勝手を確認することをおすすめします。

初期費用から運用費用まで総コスト試算

eラーニングシステムの費用は、初期費用だけでなく月額利用料、ユーザー数に応じた従量課金、オプション機能費用、保守費用など多項目にわたります。見積もり段階では安く見えても、実際の運用時には想定以上のコストがかかるケースも少なくありません。

総費用試算では、3年間や5年間といった中長期的な視点で計算することが大切です。
ユーザー数の増加予定、機能追加の可能性、システム更新費用なども含めて検討しましょう。
また、内製で教材を作成するのか、外部制作を依頼するのかによってもコスト構造が変わってくるため、教材制作費用も含めた全体予算を把握しておくことが重要です。

導入後のサポート体制確認

eラーニングシステムは導入して終わりではなく、継続的な運用が成功の鍵を握ります。
そのため、ベンダーのサポート体制がどの程度充実しているかは重要な選定ポイント。
技術的なトラブル対応だけでなく、運用改善のアドバイスや活用促進のための提案があるかも確認しましょう。

サポート体制の確認項目には、問い合わせ対応時間、対応方法(電話・メール・チャット)、専任担当者の有無、定期的な運用レビューの実施などがあります。特に、導入初期は操作方法に関する問い合わせが集中しがちなので、迅速で丁寧なサポートが受けられるかは現場の定着率に直結。
可能であれば、既存顧客のサポート満足度についても聞いておくと安心です。

eラーニングならEPICs株式会社

既存のeラーニングサービスでは実現できない独自要件をお持ちの企業様には、EPICs株式会社のノーコード開発サービスがおすすめです。日本最大級のノーコード開発実績を活かし、最短2週間、最安30万円から貴社専用のeラーニングシステムを構築いたします。

弊社の強みは、複数のノーコードツールに精通していること。
お客様の要件に最適なツールを選定するため、開発期間の短縮とコスト削減を同時に実現できます。特殊な業界用語への対応や複雑な権限管理など、既製品では難しい要件にも柔軟に対応。

さらに、システム開発だけでなくマーケティング支援も提供しているため、構築したeラーニングシステムの社内浸透から効果測定まで一貫してサポートいたします。

従来のシステム開発と比べて圧倒的な短納期・低コストを実現しながら、お客様のビジネスに最適化されたeラーニング環境をご提供します。

導入後の運用で成果を最大化する5つの改善ポイント

eラーニングシステムは導入がゴールではありません。継続的な運用改善により、受講率向上や学習効果の最大化を図ることが重要です。
多くの企業が見落としがちな、導入後の運用改善ポイントをご紹介します。

学習進捗の見える化による動機付け強化

受講者のモチベーション維持には、学習の進捗状況を視覚的に分かりやすく表示することが効果的です。プログレスバーやバッジ機能、ランキング表示などのゲーミフィケーション要素を活用することで、継続的な学習への意欲を高めることができます。

管理者側では、部署別・個人別の受講状況をダッシュボードで一目で把握できる仕組みを整えましょう。
受講が遅れている従業員に対しては、自動リマインド機能を活用したり、上司からの声かけを促したりすることで、受講率の向上が期待できます。

また、優秀な受講者を表彰する制度を設けることで、全社的な学習文化の醸成にもつながるでしょう。

ユーザビリティ改善で受講ストレス軽減

eラーニングシステムの操作が複雑だと、それだけで受講者の学習意欲が削がれてしまいます。定期的にユーザーインターフェースの見直しを行い、より直感的で使いやすい画面設計に改善していくことが大切です。

具体的な改善ポイントとしては、ログイン手順の簡素化、メニュー構造の整理、検索機能の強化などがあります。
受講者からの「ここが分かりにくい」「この機能が見つけにくい」といった声を積極的に収集し、システムのカスタマイズや運用ルールの見直しに反映させましょう。

小さな改善の積み重ねが、受講者の満足度向上と継続率アップにつながります。

受講者フィードバック収集と反映

eラーニングシステムの改善には、実際に利用している受講者の生の声が欠かせません。
定期的なアンケート調査や座談会を実施し、システムの使い勝手や教材の内容について率直な意見を収集しましょう。

フィードバックの収集方法としては、コース終了後の簡単なアンケート、四半期ごとの詳細調査、代表者へのインタビューなどが効果的。
収集した意見は必ず分析し、改善可能な項目については具体的なアクションプランを策定して実行することが重要です。

また、改善内容を受講者にフィードバックすることで、「意見が反映されている」という実感を持ってもらい、さらなる協力を得やすくなります。

スマートフォン学習環境の最適化

現代の学習者にとって、スマートフォンでの学習は当たり前の選択肢となっています。
通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を活用した学習を促進するため、モバイル環境での使いやすさを継続的に改善していくことが重要です。

スマートフォン最適化では、画面サイズに応じたレスポンシブデザイン、タッチ操作に適したボタン配置、オフライン学習機能の充実などがポイント。また、動画コンテンツについては、モバイル回線でもストレスなく視聴できるよう、適切な画質設定や分割配信機能を検討しましょう。

スマートフォン学習の利便性向上により、受講率の大幅な向上が期待できます。

効果測定指標の継続的な評価と改善

eラーニング導入の成果を客観的に評価するため、KPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的に測定・分析することが必要です。
単純な受講率だけでなく、学習効果や業務への影響まで含めた多角的な評価を行いましょう。

効果測定の指標例としては、受講完了率、テスト合格率、受講者満足度、スキル向上度、業務パフォーマンス改善度などがあります。

これらの指標を月次や四半期ごとに集計し、トレンド分析を行うことで改善すべきポイントが明確になります。また、部署間での比較分析を行うことで、成功事例の横展開や課題の早期発見にもつながるでしょう。

定期的な評価と改善のサイクルを確立することで、eラーニングの投資対効果を最大化できます。

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