東大阪市のアプリ開発会社10選！選ぶポイントを徹底解説
東大阪市でアプリ開発を検討している企業にとって、どの開発会社を選ぶかは重要な判断です。業務効率化を目指すのか、集客・販促を強化したいのか、あるいは予算を抑えて小さく始めたいのか——目的によって最適な開発会社は異なります。
本記事では、東大阪市およびその周辺エリアのアプリ開発会社を、5つの軸に分けて10社ご紹介。それぞれの特徴や強み、評価を比較しながら、あなたのプロジェクトに最適なパートナー選びをサポートします。
業務改善に強いアプリ開発会社
業務効率化や社内システムの構築を重視する企業向けに、業務系アプリ開発に実績を持つ会社を紹介します。
- 株式会社ベレーザコーポレーション
- 株式会社イデアライブ
株式会社ベレーザコーポレーション
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ベレーザコーポレーション |
| 最大の特徴 | 情報セキュリティ体制が整っており、業務系アプリに特化 |
| おすすめなケース | 業務アプリ・社内基幹系を重視する案件 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 3 |
| 技術力／対応範囲 | 3 |
| サポート体制 | 3 |
ベレーザコーポレーションは、東大阪市に拠点を構える地域密着型のアプリ開発会社。
最大の強みは、ISO/IEC 27001（情報セキュリティマネジメントシステム）を取得している点にあります。
この国際規格は、企業が情報資産を適切に保護・管理していることを証明するもので、特に機密性の高い業務データを扱う社内アプリや基幹システムの開発において、大きな安心材料となるでしょう。
地元に拠点があるため、打ち合わせや現場での相談がしやすく、きめ細やかな対応が期待できます。
公開されている開発事例は少ないものの、業務系アプリの設計に関する一定のノウハウを保有している点が特徴です。
セキュリティを最優先したい企業や、地元企業とのコミュニケーションを重視したい案件には適した選択肢と言えます。ただし、費用感や具体的な実績については、直接問い合わせて確認することをおすすめします。
株式会社イデアライブ
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社イデアライブ |
| 最大の特徴 | 業務システム開発ノウハウを活かし、業務アプリ提供 |
| おすすめなケース | 既存業務システムと整合させつつアプリ化したい企業 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 開発実績 | 4 |
| 技術力／対応範囲 | 4 |
| サポート体制 | 3 |
イデアライブは大阪市に本社を置き、業務システム開発で培ったノウハウをスマートフォンアプリに応用することを得意としています。
見積作成アプリや在庫管理アプリなど、実際の業務現場で活用される実績を複数保有しており、業務フローとアプリ設計を両立させる提案力に定評があります。
特に注目すべきは、既存の業務システムとの連携を考慮した設計力。
すでに社内で使用している基幹システムや業務ソフトウェアと、新しく開発するアプリをスムーズに連携させたい場合に心強いパートナーとなるでしょう。
Webとスマホのクロスプラットフォーム対応も可能なため、複数のデバイスで同じデータを扱いたいといったニーズにも対応できます。課題解決能力や技術力の評価が高く、業務改善を本気で実現したい企業におすすめです。
集客・販促に強いアプリ開発会社
店舗運営やEC事業、顧客向けサービスでの集客・プロモーションを重視する企業向けに、マーケティング視点を持った開発会社を紹介します。
- 株式会社サン・エンジニアリング
- 株式会社ディー・フォレスト
株式会社サン・エンジニアリング
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社サン・エンジニアリング |
| 最大の特徴 | AR表現・体験重視アプリでプロモーション強化型案件に強い |
| おすすめなケース | AR／プロモーション主体アプリを希望する案件 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 4 |
| 技術力／対応範囲 | 4 |
| サポート体制 | 3 |
サン・エンジニアリングは大阪府に拠点を持ち、AR（拡張現実）技術を活用したプロモーションアプリの開発を得意としています。
ARとは、スマートフォンのカメラを通して現実の景色にデジタル情報を重ねて表示する技術のこと。代表的な開発事例として「こぶりこAR」などがあり、ユーザーに新しい体験を提供する独自表現力が魅力です。
単なるアプリ開発にとどまらず、マーケティング視点を兼ね備えた提案ができる点が強み。
商品やサービスを視覚的に訴求したい、イベントでインパクトのある体験を提供したい、SNSでの拡散を狙いたいといったニーズに応えられます。特に、従来の広告手法では差別化が難しいと感じている企業や、顧客に「わくわく感」を届けたいと考えている企業にとって、AR技術を用いたアプリは有効な選択肢となるでしょう。
技術力と開発実績の評価が高く、プロモーション目的のアプリ開発では頼りになるパートナーです。
株式会社ディー・フォレスト
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ディー・フォレスト |
| 最大の特徴 | 店舗・顧客接点アプリに実績があり、GPS・地図活用型対応可 |
| おすすめなケース | 店舗アプリ・地図連携／顧客接点強化を狙う企業 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 4 |
| 技術力／対応範囲 | 4 |
| サポート体制 | 3 |
ディー・フォレストは大阪市を拠点とし、店舗ビジネスや顧客との接点を強化するアプリ開発に多くの実績を持つ会社です。
特にGPS機能や地図表示を活用したアプリの開発が得意で、カタログ検索ツールや店舗検索アプリなど、実用性の高いサービスを提供してきました。
複数店舗を展開する企業が「最寄りの店舗を探せるアプリが欲しい」「位置情報を使ったクーポン配信をしたい」といったニーズを持つ場合、ディー・フォレストは最適な選択肢となります。Webとスマホのクロスプラットフォームでのソリューション提供も可能なため、顧客がどのデバイスからアクセスしても快適に利用できる環境を構築できるでしょう。
企画段階からUI（ユーザーインターフェース、つまり画面の見た目や使いやすさ）の設計まで一貫して対応できる点も心強いポイント。
EC事業と実店舗を連携させたい企業や、地域密着型のサービスを展開したい企業におすすめです。
企画から相談できるアプリ開発会社
アプリのアイデアはあるものの、具体的な要件や仕様が固まっていない企業向けに、企画段階から伴走してくれる開発会社を紹介します。
- 株式会社ユニアース
- 株式会社スーパーソフトウエア
株式会社ユニアース
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ユニアース |
| 最大の特徴 | 企画～運用まで一気通貫、クライアント伴走型スタンス |
| おすすめなケース | アイデア段階・戦略設計から支援が欲しい案件 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 開発実績 | 4 |
| 技術力／対応範囲 | 4 |
| サポート体制 | 4 |
ユニアースは大阪市に本社を構え、企画から開発、そして運用まで一貫してサポートするワンストップ体制が最大の特徴。
「こんなアプリを作りたい」という漠然としたアイデアの段階から、クライアントと一緒に要件を整理し、実現可能な形に落とし込んでいく伴走型のアプローチを得意としています。
開発実績も豊富で、ソーシャル系アプリや地図系アプリなど、幅広いジャンルでの制作経験を保有。
特に注目すべきは多言語対応力で、グローバル展開を視野に入れた案件にも対応できる点です。
「何を作ればいいのかわからない」「自社の課題をアプリで解決できるか相談したい」といった、まだ方向性が定まっていない段階でも気軽に相談できる体制が整っています。
サポート体制の評価も高く、開発後の運用フェーズまで継続的に支援を受けられるため、初めてアプリ開発に取り組む企業でも安心して任せられるでしょう。企画力と技術力をバランスよく求める企業に最適な選択肢です。
株式会社スーパーソフトウエア
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社スーパーソフトウエア |
| 最大の特徴 | SIer出身の提案力と堅牢設計力を持つ |
| おすすめなケース | 大型プロジェクト・業務設計支援も必要な案件 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 2 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 開発実績 | 4 |
| 技術力／対応範囲 | 4 |
| サポート体制 | 3 |
スーパーソフトウエアは大阪府に拠点を持ち、SIer（システムインテグレーター、つまり企業の情報システム全体を設計・構築する事業者）出身の提案力を強みとする開発会社です。単なるアプリ開発にとどまらず、ITコンサルティング機能も備えているため、業務全体の設計や改善提案も含めた包括的な支援が期待できます。
特に大規模プロジェクトや、長期的な運用を見据えたシステム構築において力を発揮。
安定稼働を重視した堅牢なアーキテクチャ（システムの基本設計）を提案できる点が特徴で、長期取引実績を持つ顧客が複数存在することからも、その信頼性の高さがうかがえます。
費用面では他社と比較してやや高めの評価となっていますが、それは品質とサポートの手厚さの裏返しとも言えるでしょう。
「しっかりとした設計のもと、長く使えるアプリを作りたい」「業務フロー全体を見直しながらシステム化したい」といった、戦略的な視点でのアプリ開発を検討している企業におすすめです。
低コスト・短納期に強いアプリ開発会社
予算を抑えてアプリ開発に取り組みたいスタートアップや中小企業向けに、コストパフォーマンスを重視した開発会社を紹介します。
- 合同会社MNET
- 株式会社ゼロゲート
- EPICs株式会社
合同会社MNET
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 合同会社MNET |
| 最大の特徴 | コスト効率と品質のバランス型、海外拠点連携開発可能 |
| おすすめなケース | 予算抑えつつまずリリースしたいスタートアップ等 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 4 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 3 |
| 技術力／対応範囲 | 3 |
| サポート体制 | 3 |
MNETは大阪市に拠点を置き、「高品質とコスト効率の両立」を前面に打ち出している開発会社です。
最大の特徴は、海外拠点との連携による柔軟なコスト調整モデル。
国内での要件定義やディレクション（プロジェクト管理）は日本で行いつつ、開発作業の一部を海外リソースと分担することで、品質を保ちながらコストを抑える仕組みを構築しています。
特に「まずは最小限の機能でアプリをリリースして、市場の反応を見ながら改善していきたい」というスタートアップ企業のニーズに適した選択肢。低～中規模の案件に対応可能との表現があり、大掛かりな機能は不要だが、一定の品質は確保したいという要望に応えられます。
費用の安さの評価が4と高く、限られた予算内でアプリ開発を実現したい企業にとって魅力的なパートナーとなるでしょう。
ただし、公開されている開発事例が少ないため、実際の制作物やサポート体制については、事前に詳しく確認することをおすすめします。
株式会社ゼロゲート
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ゼロゲート |
| 最大の特徴 | 中小案件対応実績が掲載されている企業 |
| おすすめなケース | 小〜中規模なアプリ案件でコスト抑制重視の企業 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 3 |
| 技術力／対応範囲 | 3 |
| サポート体制 | 2 |
ゼロゲートは大阪府に拠点を持ち、中小企業向けの案件対応実績が掲載されている開発会社です。
アプリ開発とWeb開発の両方に対応しており、小規模から中規模のプロジェクトに適した体制を整えています。
大手開発会社では予算的に難しい案件でも、柔軟に対応してもらえる可能性があります。
「機能を絞って小さくスタートしたい」「まずは試験的にアプリを作ってみたい」といった、段階的なアプローチを考えている企業に向いているでしょう。全体的な評価は平均的ですが、コスト重視で必要最小限の機能から始めたい場合には検討の価値があります。
ただし、公開情報が限られているため、実際の開発力やサポート内容については不透明な部分も。事前に過去の制作事例を確認したり、担当者と直接面談したりして、自社の要望に応えられる体制があるかをしっかり見極めることが重要です。
サポート体制の評価がやや低めなので、開発後の運用支援が必要な場合は、その点も含めて相談することをおすすめします。
EPICs株式会社
手前味噌で恐縮ですが、弊社EPICs株式会社についてもご紹介させてください。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | EPICs株式会社 |
| 最大の特徴 | ノーコード開発で圧倒的なスピードとコスト削減を実現 |
| おすすめなケース | 最小限のコストで素早くアプリをリリースしたい企業 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 5 |
| 課題解決能力 | 5 |
| 開発実績 | 2 |
| 技術力／対応範囲 | 5 |
| サポート体制 | 4 |
EPICs株式会社は、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社です。
ノーコードとは、プログラミングコードを書かずにアプリを開発できる技術のこと。従来の開発手法と比べて、開発期間を大幅に短縮し、コストを抑えられる点が最大の魅力となっています。
具体的には、最安30万円、最短2週間というスピードでのアプリ開発が可能。
「まずは小さく始めて市場の反応を見たい」「限られた予算内でMVP（必要最小限の機能を持った製品）を作りたい」といったスタートアップ企業のニーズに応えられます。ノーコード開発では使用するツールの選定が開発効率を大きく左右しますが、EPICsは複数のノーコードツールに対応。案件ごとに最適なツールを選定できるため、さらなる開発期間の短縮とコスト削減を実現しています。
さらに注目すべきは、アプリ開発だけでなくマーケティング支援も提供している点。
「作って終わり」ではなく、リリース後の集客や販促まで一貫してサポートできる体制は、開発会社としては珍しい強みと言えるでしょう。費用の安さと課題解決能力の評価が最高レベルで、技術的な柔軟性も高いため、予算と時間に制約があるプロジェクトで力を発揮します。
地域密着／東大阪市近辺のアプリ開発会社
東大阪市内に拠点を持ち、地元企業との密なコミュニケーションを重視する開発会社を紹介します。
- 古川技研
- 株式会社サンコー技研
古川技研
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 古川技研 |
| 最大の特徴 | 地元東大阪に拠点。大小問わず対応。IoT／組み込み混在可能性あり |
| おすすめなケース | 東大阪近隣で打合せ重視／地場企業案件 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 2 |
| 技術力／対応範囲 | 3 |
| サポート体制 | 3 |
古川技研は東大阪市に拠点を構える地域密着型の開発会社です。
最大の魅力は、地元に事務所があることによる対応の柔軟性。
遠方の開発会社では難しい、頻繁な打ち合わせや現場での細かな相談がしやすく、顔の見える関係を大切にしたい企業にとって心強いパートナーとなるでしょう。
Webシステムやアプリ開発に加えて、カスタマイズ開発にも対応可能。
さらに注目すべきは、IoT（モノのインターネット、つまりセンサーや機器をネットワークにつなぐ技術）や組み込み系の開発にも対応できる可能性がある点です。
製造業が多い東大阪エリアの特性を考えると、工場の設備データをアプリで管理したいといったニーズにも応えられる可能性があります。案件の規模は大小問わず対応可能との記載があるため、小さなプロジェクトでも気軽に相談できるでしょう。
ただし、大手開発会社と比較すると公開されている実績が限られているため、事前に詳しい実績や対応範囲を確認することが大切です。
地元企業として、長期的な関係構築を重視したい案件に適しています。
株式会社サンコー技研
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社サンコー技研 |
| 最大の特徴 | 工場業務事業を主軸とする企業がアプリ開発を内製・併設している点 |
| おすすめなケース | 製造業向け現場接続型アプリ・IoT連携案件 |
評価
| 評価軸 | 評価（1～5） |
|---|---|
| 費用の安さ | 2 |
| 課題解決能力 | 3 |
| 開発実績 | 2 |
| 技術力／対応範囲 | 3 |
| サポート体制 | 3 |
サンコー技研は東大阪市に拠点を持つユニークな企業です。
本業は精密加工業という「ものづくり企業」でありながら、アプリ開発・運営機能を自社内に持っているという珍しい特徴があります。
この背景が最大の強みで、製造現場の業務フローや課題を深く理解した上でのアプリ開発が期待できます。
一般的なアプリ開発会社では、製造業特有の用語や現場の動きを理解してもらうまでに時間がかかることがあります。しかしサンコー技研は自社が製造業であるため、「現場の声」を直接反映したアプリ設計が可能。
特に製造ラインのデータ管理、品質管理、在庫管理といった現場密着型のアプリや、工場の機械とデータ連携するIoTアプリの開発において、現場理解力の高さが活きるでしょう。
費用面ではやや高めの評価ですが、専門性の高さを考慮すれば妥当と言えます。外部のアプリ専門会社ほどの規模や豊富な実績は見えにくいものの、製造業ならではのニーズに応えたい企業にとっては、他にはない選択肢となります。
アプリ開発会社の失敗しない選び方
東大阪市でアプリ開発会社を選ぶ際、どのようなポイントに注目すれば失敗を避けられるのでしょうか。ここでは、発注前に確認すべき5つの重要なポイントを解説します。
自社の業種における開発経験があるか
アプリ開発会社を選ぶ際、まず確認したいのが自社の業種での開発実績です。
業種によって必要な機能や業務フローは大きく異なります。例えば、製造業向けの在庫管理アプリと、小売業向けの顧客管理アプリでは、求められる仕様がまったく違うもの。
過去に同じ業種での開発経験がある会社であれば、業界特有の課題や用語を理解しているため、コミュニケーションがスムーズに進みます。打ち合わせの際に「こういうアプリを作りたい」と伝えたとき、すぐに具体的な提案ができる会社は、業種への理解度が高い証拠と言えるでしょう。会社のウェブサイトや資料で開発事例を確認し、自社と近い業種での実績があるかをチェックすることをおすすめします。
企画段階からのサポート体制は整っているか
アプリ開発では、「何を作るか」を明確にする要件定義のフェーズが非常に重要です。
この段階で方向性がブレてしまうと、開発途中での大幅な修正が必要になり、余計な費用と時間がかかってしまいます。
特に初めてアプリ開発に取り組む企業にとって、要件定義は難しい作業。「こんな機能が欲しい」という漠然としたイメージはあっても、それを具体的な仕様書に落とし込むのは専門的な知識が必要です。
企画段階から一緒に考えてくれる会社であれば、必要な機能の整理や優先順位付けを支援してもらえるため、プロジェクトの成功確率が高まります。初回の相談時に、要件定義のサポートについて具体的に質問してみることが大切です。
費用の内訳は明確に提示されているか
見積書を受け取った際、総額だけでなく内訳が詳しく記載されているかを必ず確認しましょう。
「アプリ開発一式」といった曖昧な項目だけでは、何にどれだけの費用がかかっているのか分かりません。
理想的な見積書には、設計費用、開発費用、デザイン費用、テスト費用など、工程ごとの金額が明記されています。複数の会社から見積を取る場合も、内訳が明確であれば正確な比較が可能。また、追加機能を依頼した際の費用感も把握しやすくなります。
不明瞭な見積を提示する会社は、後から追加費用を請求されるリスクもあるため注意が必要です。見積の段階で疑問点があれば、遠慮せず質問することをおすすめします。
デザイン制作をどのように進めるか
アプリの使いやすさを左右するのがデザインです。開発会社によって、デザインの制作体制は大きく異なります。
自社にデザイナーがいる会社もあれば、外部のデザイナーに委託する会社、あるいはテンプレートを使用する会社もあるでしょう。
デザインにこだわりたい場合は、デザイン専門のスタッフが在籍しているか、過去のデザイン事例を見せてもらえるかを確認することが重要です。
また、デザインの修正回数や修正にかかる費用についても、契約前に明確にしておくべきポイント。ユーザーが直感的に操作できる画面設計ができる会社を選ぶことで、完成後の満足度も高まります。
運用開始後の保守サービスはあるか
アプリは開発して終わりではなく、リリース後の運用・保守が重要になります。
OSのアップデートへの対応、不具合の修正、機能の追加など、継続的なメンテナンスが必要です。
開発会社を選ぶ際は、保守契約の内容を事前に確認しましょう。
月額の保守費用、対応してもらえる範囲、緊急時の連絡体制など、具体的な条件を明確にしておくことが大切です。開発だけ請け負って保守は別料金、あるいは保守対応自体を行っていない会社もあります。
長期的にアプリを運用していくことを考えると、リリース後もサポートしてくれる会社を選ぶ方が安心でしょう。
アプリ開発ならEPICs株式会社
東大阪市でアプリ開発をお考えなら、ぜひ弊社EPICs株式会社にご相談ください。
EPICsは、ノーコード開発において日本最大級の実績を持つ開発会社です。
ノーコードとは、プログラミングコードを書かずにアプリを構築できる最新の開発手法。従来の開発と比べて、圧倒的なスピードとコスト削減を実現できます。
具体的には、最安30万円、最短2週間という短期間でのアプリ開発が可能。
「予算が限られているけれど、まずはアプリをリリースしてみたい」というスタートアップ企業や、「小さく始めて反応を見ながら改善したい」という中小企業のニーズに応えられる体制を整えています。
さらにEPICsの強みは、複数のノーコードツールに対応している点。案件ごとに最適なツールを選定することで、開発効率を最大化し、さらなるコスト削減を実現します。
また、アプリ開発だけでなく、リリース後のマーケティング支援も提供。
「作って終わり」ではなく、集客や販促まで一貫してサポートできるため、アプリを確実にビジネスの成果につなげられます。
費用を抑えつつ、スピーディーにアプリをリリースしたい企業は、ぜひ一度ご相談ください。
アプリ開発をスムーズに進める5つのポイント
開発会社を選んだ後、実際のプロジェクトを成功させるためには、開発プロセスの各段階で押さえるべきポイントがあります。ここでは、アプリ開発をスムーズに進めるための重要なポイントを5つご紹介します。
最初の要件定義に十分な時間をかける
アプリ開発の成否を分けるのが、プロジェクト初期の要件定義です。
要件定義とは、「どんな機能が必要か」「誰が使うのか」「何を実現したいのか」を具体的に決める作業のこと。この段階で曖昧な部分を残したまま開発を進めてしまうと、後から「イメージと違った」「この機能が足りない」といった問題が発生し、大幅な手戻りが必要になります。
時間がかかっても、要件定義の段階で開発会社と徹底的に議論し、認識を合わせることが重要です。画面の配置、ボタンの動き、データの流れなど、細かい部分まで文書や図で明確にしておきましょう。
急いで開発を始めるよりも、最初にしっかり設計する方が、結果的にプロジェクト全体の期間短縮とコスト削減につながります。
完成前に動く試作品で確認する
開発途中でプロトタイプ（試作品）を確認することも大切なポイント。
プロトタイプとは、実際に動く簡易版のアプリのことで、完成前に操作感や画面の流れを体験できます。
文字や図面だけで説明を受けるよりも、実際に触って確認する方が、イメージのズレに気づきやすいもの。「この画面遷移は分かりにくい」「ボタンの位置を変えたい」といった修正点を、早い段階で見つけられます。
完成してから大きな変更を依頼すると、追加費用も時間も大幅にかかってしまうため、プロトタイプの段階で細かくチェックすることが賢明です。開発会社にプロトタイプ作成を依頼し、社内の関係者にも触ってもらって意見を集めましょう。
定期的な進捗確認の場を設ける
開発期間中は、定期的にミーティングを設定して進捗を確認することが重要です。
週に1回、あるいは2週間に1回など、スケジュールを決めて開発会社と状況を共有しましょう。
定例ミーティングでは、現在の進捗状況、次の工程の予定、課題や懸念事項などを確認します。問題が発生していても早期に把握できれば、対応策を一緒に考えられるため、大きなトラブルを防げます。
また、定期的に顔を合わせることで、開発会社との信頼関係も深まるでしょう。メールだけのやり取りでは伝わりにくいニュアンスも、直接話すことで正確に伝えられます。オンラインでも構いませんので、定期的なコミュニケーションの場を確保することをおすすめします。
どこまでテストするか最初に決める
アプリのリリース前には、動作確認のためのテストが必要です。このテスト範囲を、開発開始前に明確にしておくことが大切。
どの機能をテストするのか、どのデバイスで確認するのか、何人のテストユーザーで検証するのかなど、具体的な条件を決めておきましょう。
テスト範囲が曖昧だと、「このパターンもテストすべきでは」「あの端末でも確認が必要」と、後から要望が増えて追加費用が発生する可能性があります。逆に、必要最小限のテストに絞ることで、コストを抑えつつ品質を確保できるでしょう。
特に予算が限られている場合は、優先度の高い機能やユーザーが多く使う端末に絞ってテストする判断も必要です。
リリース後の改善スケジュールを立てる
アプリは一度リリースして終わりではなく、ユーザーの反応を見ながら改善していくことが前提です。
そのため、リリース前の段階で、運用開始後の改善計画を立てておくことをおすすめします。
例えば、「リリース後1ヶ月でユーザーの利用状況を分析」「3ヶ月後に改善版をリリース」といったスケジュールを決めておけば、計画的に改善を進められます。また、開発会社と保守契約を結ぶ際にも、改善対応の範囲や費用を明確にしておくとスムーズ。
最初から完璧を目指すのではなく、小さくリリースして改善を重ねるという考え方が、現代のアプリ開発では主流となっています。
