浜松市のアプリ開発会社おすすめ10選!目的別に厳選紹介

浜松市でアプリ開発を検討する際、多くの企業が存在する中で「どの会社に依頼すればいいのか」と迷う方は少なくありません。開発会社選びで重要なのは、自社のニーズと会社の強みがマッチしているかどうか。本記事では、単なる企業の羅列ではなく、「何を重視するか」という選定軸ごとに2社ずつ、計10社を厳選してご紹介します。新規事業の立ち上げから業務効率化、短納期での実現まで、それぞれの目的に応じた最適なパートナーを見つける手助けとなれば幸いです。


目次

戦略・企画から伴走してくれる会社

新規事業やサービス立ち上げでは、開発だけでなく企画段階からの支援が欠かせません。ここでは、構想から運用まで一気通貫で伴走できる2社をご紹介します。

  • 株式会社フーリエ
  • 株式会社CAIメディア

株式会社フーリエ

株式会社フーリエ
項目内容
会社名株式会社フーリエ
最大の特徴社内完結のワンストップ体制
どんなケースにおすすめか新規事業MVP〜本番運用を伴走で進めたい
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力5
技術力/品質保証4
PM/遂行力4
保守/セキュリティ/法令4

株式会社フーリエは、浜松と東京の二拠点を持ち、企画からUI/UX設計、開発、サーバ運用までを社内で完結できる体制が最大の強み。

外部パートナーに頼らずワンストップで進められるため、意思決定のスピードが速く、プロジェクトの一貫性を保ちやすいのが特徴です。18年にわたるアプリ開発実績を持ち、官公庁や大学、大手企業での長期運用案件も多数手がけています。

特に新規事業の立ち上げでは、MVP(最小限の機能を持つ製品)から本番運用まで、段階的に伴走できる点が評価されている企業。「アイデアはあるけれど、どう形にすればいいか分からない」という段階からでも相談でき、技術的な裏付けを持った提案を受けられます。

課題解決能力においては最高評価の5を獲得しており、単なる受託開発にとどまらず、ビジネス視点での助言も期待できる開発パートナー。

浜松で本格的なサービス立ち上げを目指す企業にとって、心強い選択肢となるでしょう。

株式会社CAIメディア

株式会社CAIメディア
項目内容
会社名株式会社CAIメディア
最大の特徴教育×アプリの強み
どんなケースにおすすめか教育/研修・eラーニング連動
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力4
技術力/品質保証4
PM/遂行力4
保守/セキュリティ/法令3

株式会社CAIメディアは、教育分野に特化したアプリ開発で豊富な知見を持つ浜松の企業です。

eラーニングシステムや教材アプリなど、学習や研修に関連するソリューションを数多く手がけてきた実績があり、この分野での課題を深く理解しているのが強み。

企画からデザイン、開発までワンストップで対応でき、スマホ・タブレット両方に対応したアプリケーション開発が可能。教育系のアプリは「使いやすさ」と「学習効果」の両立が求められますが、同社はこのバランスを取るノウハウを蓄積しています。

地域の団体活動にも積極的に参加しており、地元企業としての信頼も厚い企業。

社内研修システムの構築や、顧客向け教育コンテンツのアプリ化など、「人の学びを支援する」プロジェクトに取り組む企業にとって最適なパートナー。

教育や研修という特殊な領域だからこそ、専門知識を持った開発会社に依頼することで、単なる機能実装を超えた価値を生み出せるでしょう。

業務DX・基幹連携に強い会社

既存の業務システムと連携したアプリ開発や、自治体・医療分野でのデジタル化を進める際には、基幹システムとの接続実績が豊富な会社を選ぶことが重要です。ここでは業務DXに強みを持つ2社をご紹介します。

  • 株式会社東海情報システム
  • 株式会社レジアス

株式会社東海情報システム

株式会社東海情報システム
項目内容
会社名株式会社東海情報システム
最大の特徴県内トップクラスのスマホ実績
どんなケースにおすすめか自治体/医療・観光×業務連携
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力4
技術力/品質保証4
PM/遂行力4
保守/セキュリティ/法令4

株式会社東海情報システムは、東海地区でトップクラスのiPhoneアプリ開発実績を誇る企業です。健康アプリで1位を獲得した実績や、観光情報アプリ「奥三河ナビ」など、公共性の高いプロジェクトを多数手がけています。

iOS・Androidアプリ開発はもちろん、クラウド基盤構築やシステムインテグレーション、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)まで幅広く対応。

Googleの代理店としても活動しており、総合的なIT支援が可能な体制を整えています。特に自治体や医療機関といった、セキュリティや法令遵守が厳しく求められる領域での実績が豊富。

既存の業務システムとモバイルアプリを連携させる案件では、双方の技術を理解していることが成功の鍵となります。同社はその両面に強みがあり、現場の業務フローを理解した上でのアプリ設計が可能。

観光や医療といった分野で、利用者向けの情報提供と内部業務の効率化を同時に実現したい場合、安心して任せられるパートナーです。

株式会社レジアス

株式会社レジアス
項目内容
会社名株式会社レジアス
最大の特徴業務系×地場での実装力
どんなケースにおすすめか既存基幹連携/生産・工程管理系
評価項目スコア
費用の安さ4
課題解決能力4
技術力/品質保証3
PM/遂行力3
保守/セキュリティ/法令3

株式会社レジアスは、業務システムを中心に、Web開発からアプリ開発、ECサイト構築、インフラ整備までを一通りカバーする浜松の企業。特に製造業や物流業での生産管理、工程管理、資産管理といった業務系アプリの開発実績が豊富です。

地場企業としての強みは、対面でのヒアリングや運用後のサポートがしやすい点にあります。

複雑な業務フローを持つ企業では、細かな要件のすり合わせが何度も必要になりますが、同じ地域内であれば迅速な対応が可能。費用面でも中小企業向けに柔軟な対応をしているとの評価があり、予算に制約がある場合でも相談しやすい企業です。

既に社内に基幹システムがあり、それとモバイルアプリを連携させたい場合や、現場作業員が使う業務アプリを新たに構築したい場合など、実務に密着したシステム開発が求められるケースに適しています

「大手に頼むほどの規模ではないが、地元で信頼できる開発パートナーを探している」という企業にとって、検討する価値のある選択肢でしょう。

ノーコード・短納期で実現できる会社

予算や時間に制約がある場合、既存のパッケージやテンプレートを活用した開発が有効です。ここでは、迅速な開発体制と既製ソリューションの提供に強みを持つ2社をご紹介します。

  • 株式会社シーエムエー
  • BRシーポイントネクスト株式会社

株式会社シーエムエー

株式会社シーエムエー
項目内容
会社名株式会社シーエムエー
最大の特徴マーケ×開発の一体運用
どんなケースにおすすめかWeb連携/申込/会員機能の短期実装
評価項目スコア
費用の安さ4
課題解決能力3
技術力/品質保証3
PM/遂行力3
保守/セキュリティ/法令3

株式会社シーエムエーは、Webマーケティング会社としての顔を持ちながら、開発部門を内製化している浜松の企業です。申込フォームのアプリ化、会員マイページ機能、検索機能など、Webサイトと連携する小〜中規模のアプリを迅速に開発できる体制が整っています。

最大の特徴は、マーケティングと開発が一体となって動ける点。

「集客してから使ってもらう」までの一連の流れを理解しているため、単に機能を作るだけでなく、ユーザーが実際に使いやすい設計を提案できます。相談から要件定義の段階では、ITコーディネーター資格を持つ担当者が関与するため、技術的な実現可能性とビジネス要件のバランスを取りやすい環境です。

「Webサイトはあるけれど、会員向けの機能をアプリで提供したい」「申込プロセスをスマホで完結させたい」といったニーズに対して、大規模開発ほどの予算をかけずに実現したい場合に適した選択肢

地域密着型の企業として、制作後のマーケティング支援も含めた長期的なパートナーシップを築けるのも魅力です。

BRシーポイントネクスト株式会社

BRシーポイントネクスト株式会社
項目内容
会社名BRシーポイントネクスト株式会社
最大の特徴EC/決済の既製ソリューション
どんなケースにおすすめかECアプリ/決済機能の短期導入
評価項目スコア
費用の安さ4
課題解決能力3
技術力/品質保証3
PM/遂行力3
保守/セキュリティ/法令3

BRシーポイントネクスト株式会社は、ECサイトと決済システムに特化したソリューションを提供する浜松の企業。自社プロダクトとして「ECWAVE」などのパッケージを保有しており、ゼロから開発するのではなく、既製品をベースにカスタマイズする形での導入が可能です。

MPOS(モバイル決済端末)やカード決済システムなど、EC運営に必要な周辺機能も一式で提供できる点が強み。

オンラインショップを運営する企業が「専用のスマホアプリを作りたい」という場合、決済機能の実装は大きなハードルになりがちですが、同社であれば決済周りのノウハウが豊富なため安心して任せられます。

Web版とスマホアプリ版の両方に対応しているため、ユーザーの利用環境に合わせた展開が可能。

既にECサイトを運営していて、「顧客の利便性向上のためにアプリ化したい」「リピーター向けの会員アプリを短期間で立ち上げたい」といったニーズには特にマッチするでしょう。

パッケージベースのため、フルスクラッチ開発と比べてコストを抑えつつ、手堅く機能を実現できます。

浜松・静岡での現地サポートに強い会社

開発後の運用保守や、対面での細やかなコミュニケーションを重視する場合、地域密着型の企業を選ぶメリットは大きいです。ここでは現地サポート体制に定評のある2社をご紹介します。

  • 株式会社インフォリンク
  • 株式会社ネクサス

株式会社インフォリンク

株式会社インフォリンク
項目内容
会社名株式会社インフォリンク
最大の特徴地場×Web/モバイル両対応
どんなケースにおすすめか現地で相談/運用伴走したい
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力3
技術力/品質保証3
PM/遂行力3
保守/セキュリティ/法令3

株式会社インフォリンクは、浜松に拠点を置き、業務Webシステムとモバイルアプリの両方を手がける地域密着型の開発会社です。Web技術とモバイル技術の双方に対応できるため、「Webシステムは既にあるが、それをスマホでも使えるようにしたい」といった要望にもワンストップで応えられます。

同社の特徴は、UI/UX(ユーザーインターフェース・ユーザー体験)の向上に力を入れている点。

単に機能を実装するだけでなく、実際に使う人の視点に立った設計を心がけており、使いやすさを重視したアプリ開発が期待できます。相談窓口が明確に設定されているため、初めてアプリ開発を依頼する企業でも安心して問い合わせが可能です。

「開発中も開発後も、顔を合わせて相談したい」「トラブル時には迅速に駆けつけてほしい」といった、物理的な距離の近さを重視する企業に適しています。

特に中小企業では、リモートだけのやり取りでは不安を感じることも多いもの。地元の開発会社として、長期的な運用サポートまで見据えた関係を築きたい場合、検討する価値のあるパートナーといえるでしょう。

株式会社ネクサス

株式会社ネクサス
項目内容
会社名株式会社ネクサス
最大の特徴受託×運用×SESの総合対応
どんなケースにおすすめか長期運用/増員・体制強化前提
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力4
技術力/品質保証4
PM/遂行力4
保守/セキュリティ/法令4

株式会社ネクサスは、浜松と東京に拠点を持ち、受託開発・運用保守・SES(システムエンジニアリングサービス)という3つの形態でサービスを提供する総合IT企業です。

基幹システムから組込みシステム、モバイルアプリまで幅広い領域をカバーしており、技術領域の広さが大きな強み

特筆すべきは、開発だけで終わらない長期的な関係構築を前提とした体制。受託開発で作ったシステムの運用保守を継続的に担当したり、SESとして開発人員を増強したりと、プロジェクトの成長段階に応じて柔軟にサポート形態を変えられます。静岡県の就職サイトにも詳細が掲載されるなど、地域での認知度と信頼性も高い企業です。

「最初は小規模で始めるが、将来的には大きく拡張する予定」「開発後も継続的に機能追加や改善を行いたい」といった、長期的な視点でのシステム構築を考えている企業に最適。

人員の厚みがあるため、急な増員対応や複数プロジェクトの同時進行にも対応しやすく、成長企業のパートナーとして心強い存在となるでしょう。

AR/VR・先端表現や位置情報に強い会社

観光や展示、販促など、没入感のある体験を提供したい場合や、屋外での位置情報を活用したアプリ開発では、専門技術を持つ企業の選定が重要です。ここでは先端技術に強みを持つ2社をご紹介します。

  • 株式会社クロスデバイス
  • 株式会社シーポイントラボ

株式会社クロスデバイス

株式会社クロスデバイス
項目内容
会社名株式会社クロスデバイス
最大の特徴8K対応等のVR/AR/MR
どんなケースにおすすめか観光/展示/販促の没入体験アプリ
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力3
技術力/品質保証4
PM/遂行力3
保守/セキュリティ/法令3

株式会社クロスデバイスは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術を駆使したアプリ開発に特化した浜松の企業です。

8K対応の高精細なVRコンテンツ制作も可能で、映像のクオリティにこだわった体験型アプリを提供できるのが最大の強み

実績として「まるっと直虎観光VR」という観光VRアプリを手がけており、地域の観光資源を新しい形で体験させるノウハウを持っています。VR配信システムやSDK(ソフトウェア開発キット)の提供、視聴ログ解析といったシステム面での技術力も高く、単なるコンテンツ制作にとどまらない総合的な支援が可能です。

Web制作も含めてワンストップで対応できるため、「観光施設のWebサイトとVRアプリを連携させたい」「展示会で使う体験型ARアプリを作りたい」といったニーズにも柔軟に対応。

不動産の内見VRや商品のAR試着など、販売促進のための没入体験を提供したい企業にとって、専門性の高いパートナーとなるでしょう。通常のアプリ開発とは異なる技術領域だからこそ、実績のある企業を選ぶことが成功の鍵です。

株式会社シーポイントラボ

株式会社シーポイントラボ
項目内容
会社名株式会社シーポイントラボ
最大の特徴RTK-GNSS等の高精度測位
どんなケースにおすすめか屋外/位置情報依存の業務アプリ
評価項目スコア
費用の安さ3
課題解決能力4
技術力/品質保証4
PM/遂行力3
保守/セキュリティ/法令3

株式会社シーポイントラボは、Web・スマホアプリ開発とクラウド運用を手がける一方で、RTK-GNSS(高精度測位システム)という専門技術を持つユニークな企業。通常のGPS(全地球測位システム)よりもはるかに高い精度で位置情報を取得できる技術を活用し、屋外作業や測量、物流管理などに適したアプリ開発が可能です。

予約システム、ECサイト、ゲームAPIなど多様な受託開発実績を持ちながら、位置情報という特定分野に強みを持っているのが特徴。OSS(オープンソースソフトウェア)の活用、監視システム、CI(継続的インテグレーション)など、運用面での知見も豊富に持っています。

「建設現場での作業記録を位置情報と紐付けたい」「配送ルートを正確に管理したい」「農業や林業で精密な測位が必要」といった、一般的なアプリ開発会社では対応しにくい特殊なニーズに応えられる企業。

地図連携アプリや屋外利用を前提とした業務アプリを検討している場合、技術的なハードルを乗り越えるために専門性の高いパートナーが必要です。

同社はWeb・アプリ・クラウドをオールインワンで提供できるため、システム全体を統合的に設計できる点も魅力でしょう。

ノーコード・短納期で実現できる会社

手前味噌で恐縮ですが、ノーコード開発の専門会社として、弊社EPICs株式会社もご紹介させていただきます。

EPICs株式会社

EPICs株式会社
項目内容
会社名EPICs株式会社
最大の特徴日本最大級の実績を持つノーコード開発専門
どんなケースにおすすめか低予算・短納期でMVPやアプリを立ち上げたい
評価項目スコア
費用の安さ5
課題解決能力5
技術力/品質保証3
PM/遂行力4
保守/セキュリティ/法令4

EPICs株式会社は、ノーコード開発に特化した開発会社として、日本最大級の実績を誇ります。ノーコードとは、プログラミングコードを書かずにアプリやシステムを構築する手法のこと。従来の開発手法と比べて圧倒的に短期間・低コストでの実現が可能です。

最大の特徴は、Bubble、Adaloをはじめとする複数のノーコードツールに対応している点。

「作りたいもの」に対して最適なツールを選定できるため、開発期間とコストを最小限に抑えられます。実際、最安30万円、最短2週間でのアプリ開発実績があり、「まずは小さく始めて市場の反応を見たい」というスタートアップや新規事業に最適な選択肢です。

もう一つの強みは、開発だけでなくマーケティング支援まで対応できる点。アプリを作っても、ユーザーに使ってもらえなければ意味がありません。

弊社では開発後の集客や運用改善まで一貫してサポートできるため、「作って終わり」ではなく、事業の成功までを見据えた伴走が可能です。

「アイデアを素早く形にしたい」「予算に制約があるが、まずは試したい」「開発後のマーケティングも相談したい」といったニーズをお持ちの方は、ノーコード開発という選択肢を検討されてはいかがでしょうか。

従来の開発手法では手が届かなかった案件でも、ノーコードであれば実現できる可能性があります

浜松市のアプリ開発会社を選ぶ際の5つのポイント

アプリ開発を外注する際、適切な会社選びができるかどうかが、プロジェクトの成否を大きく左右します。ここでは失敗を避けるために押さえておくべき5つのポイントをご紹介します。

  • 開発の目的と成果指標を明確にする
  • 開発範囲を事前に確定させる
  • 見積内容の根拠を丁寧に確認する
  • プロジェクト体制と責任範囲を明確にする
  • 運用保守の対応範囲を比較する

開発の目的と成果指標を明確にする

アプリ開発を依頼する前に、「何のために作るのか」「どのような成果を期待するのか」を明確にしておくことが重要です。

KPI(重要業績評価指標)を具体的に設定しておくことで、開発会社との認識のズレを防げます。

たとえば「会員数を増やしたい」というだけでは曖昧すぎるため、「3ヶ月で会員登録数1,000件」「アプリ経由の売上を月50万円」といった具体的な数値目標を設定しましょう。

目標が明確であれば、開発会社もそれを実現するための機能や設計を提案しやすくなります

また、提案を受ける際にも、「この機能は目標達成に本当に必要か」という判断基準を持てるため、無駄なコストを削減できます。目的と成果指標が曖昧なまま進めると、後から「期待していたものと違う」というトラブルにつながりかねません。

開発範囲を事前に確定させる

アプリ開発では、途中で「やっぱりこの機能も追加したい」となることが多く、これが予算超過や納期遅延の主な原因です。

開発範囲(スコープ)を契約前にできるだけ固定化し、追加変更がある場合のルールも明確にしておきましょう

具体的には、どの機能を「必須」とし、どの機能を「あれば望ましい」程度なのかを分類しておくことが有効。優先順位を明確にすることで、予算に制約がある場合でも、重要な機能から順に実装できます。

また、変更が発生した場合の追加費用の算出方法や、納期への影響についても事前に合意しておくことが大切。「この変更は追加料金なしで対応可能か」を都度確認できる関係性を築いておけば、後々のトラブルを避けられます。

見積内容の根拠を丁寧に確認する

見積書を受け取ったら、金額だけでなく「なぜその金額になるのか」という根拠を必ず確認しましょう。

工数の内訳や、各工程にかかる時間の見積もりが妥当かどうかをチェックすることが重要です。

たとえば「デザイン費50万円」とだけ書かれていても、何画面分のデザインなのか、修正は何回まで含まれるのかが分かりません。「画面デザイン10画面分、修正3回まで含む」といった具体的な内訳があれば、他社との比較もしやすくなります。

また、極端に安い見積を出す会社には注意が必要。後から追加費用が発生したり、品質が期待を下回ったりするリスクがあります。複数社から見積を取り、内容を比較することで、適正な価格帯が見えてくるでしょう。

プロジェクト体制と責任範囲を明確にする

開発プロジェクトでは、誰が何を担当し、どこまでが開発会社の責任で、どこからが依頼側の責任なのかを明確にしておく必要があります。特にプロジェクトマネージャー(進行管理責任者)が誰になるのかは重要なポイント。

依頼側と開発会社の双方に窓口担当者を決め、意思決定の流れを整理しておきましょう。「この判断は誰に確認すればいいのか」が曖昧だと、プロジェクトの進行が滞ります。

また、コンテンツや画像素材の準備、サーバーの契約、各種アカウントの取得など、どちらが対応するのかも事前に決めておくべき。「それはそちらの仕事だと思っていた」という認識のズレが、納期遅延につながることも少なくありません。

運用保守の対応範囲を比較する

アプリは作って終わりではなく、リリース後の運用保守が非常に重要です。

SLA(サービスレベル契約)として、どこまでサポートしてもらえるのかを契約前に確認しましょう。

たとえば、OSのバージョンアップ対応、不具合修正の対応時間、定期的なメンテナンスの頻度などが該当します。「緊急時には24時間以内に対応」といった具体的な基準があるかどうかも重要なポイント。

また、保守費用が月額固定なのか、対応の都度課金されるのかも確認が必要です。年間の保守費用を見積もり、予算に組み込んでおかないと、運用段階で想定外のコストが発生することに。

複数社の保守プランを比較し、自社の運用体制に合ったサポートを提供してくれる会社を選びましょう。

浜松市のアプリ開発ならEPICs株式会社

ここまで浜松市の優れた開発会社をご紹介してきましたが、改めて弊社EPICs株式会社についてもご案内させてください。

弊社は、ノーコード開発に特化した開発会社として、最安30万円、最短2週間という圧倒的なスピードと低コストでアプリ開発を実現しています。

ノーコード開発の最大の利点は、従来の開発手法と比べて開発期間を大幅に短縮でき、初期投資を抑えられる点。

「まずは小さく始めて市場の反応を見たい」という新規事業に最適です。

ノーコード開発ではツール選びが成否を分けますが、弊社はBubble、Adaloをはじめとする複数のツールに対応。お客様の要件に応じて最適なツールを選定できるため、開発期間とコストを最小限に抑えることが可能です。

また、開発だけでなくマーケティング支援まで一貫して対応できるのも弊社の強み。

アプリをリリースした後の集客や改善施策まで、事業の成功に向けて伴走いたします。予算や期間に制約がある中で、まずはアイデアを形にしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。


アプリ開発の費用を抑える5つの方法

アプリ開発には相応のコストがかかりますが、工夫次第で予算を大幅に削減することも可能です。ここでは、品質を維持しながら開発費用を抑えるための実践的な方法をご紹介します。

  • 最小限の機能でスタートする
  • 既存のサービスを活用する
  • ノーコードツールを検討する
  • 再利用可能な設計にする
  • 段階的に機能を追加する

最小限の機能でスタートする

アプリ開発で費用が膨らむ最大の原因は、「あれもこれも」と機能を詰め込みすぎることです。

MVP(実用最小限の製品)という考え方を取り入れ、最初は本当に必要な機能だけに絞り込むことで、開発費用を大きく抑えられます

たとえば、ECアプリを作る場合、最初から会員ランク制度やポイント機能、レビュー機能まで実装する必要はありません。まずは「商品を見る」「カートに入れる」「決済する」という基本機能だけで始め、利用者の反応を見ながら段階的に機能を追加していく方が、リスクも費用も抑えられます。

機能を絞り込むことで開発期間も短縮され、早く市場に出せるというメリットも。ユーザーからのフィードバックを受けてから次の機能を決められるため、無駄な開発を避けることができます。

既存のサービスを活用する

すべてを一から開発するのではなく、既存のSaaS(クラウドサービス)やAPI(外部サービスとの連携機能)を活用することで、開発工数を大幅に削減できます。

特に決済機能、メール配信、ログイン認証などは、専用のサービスを利用する方が安全で効率的。

たとえば、決済機能を自社開発すると、セキュリティ対策やクレジットカード会社との契約など、膨大な手間とコストがかかります。しかし、StripeやPAY.JPといった決済サービスを利用すれば、比較的簡単に安全な決済機能を実装可能です。

既存サービスを活用することで、開発だけでなく運用保守の負担も軽減されます。「車輪の再発明」をせず、実績のあるサービスを組み合わせることが、賢い開発の進め方といえるでしょう。

ノーコードツールを検討する

ノーコードツールを使えば、プログラミングコードを書かずにアプリを構築できるため、開発費用を大幅に削減できます。

従来の開発手法と比べて、数分の一のコストで実現できるケースも少なくありません。

BubbleやAdaloといったノーコードツールは年々進化しており、かなり複雑な機能も実装可能。予約システム、会員管理、ECサイトなど、多くのビジネスアプリケーションがノーコードで構築できます。

ただし、すべての要件に適しているわけではないため、作りたいアプリの内容によって向き不向きがあります。

複数のノーコードツールに精通した開発会社に相談することで、自社の要件に最適な開発手法を選択できるでしょう。

再利用可能な設計にする

将来的な拡張を見据えて、再利用可能な設計にしておくことで、追加開発時のコストを抑えられます

特に複数のアプリやサービスを展開する予定がある場合、共通部分を切り出して再利用できる構造にしておくことが重要です。

たとえば、ユーザー認証機能や通知機能など、複数のアプリで共通して使う部分を「コンポーネント」として設計しておけば、次のアプリを作る際に流用できます。一見、初期コストがかかるように思えますが、長期的には大幅なコスト削減につながる投資。

開発会社に「将来的にこういう展開も考えている」と事前に伝えておくことで、拡張性を考慮した設計を提案してもらえます。目先の費用だけでなく、中長期的な視点で設計を考えることが賢明です。

段階的に機能を追加する

最初から完璧なアプリを目指すのではなく、段階的にバージョンアップしていく方針を取ることで、一度に必要な開発費用を抑えられます。フェーズ1では基本機能のみ、フェーズ2では追加機能、フェーズ3ではさらなる拡張、という形で計画を立てましょう。

この方法の利点は、各段階でユーザーの反応を確認しながら次の開発内容を決められること。

「作ってみたものの、誰も使わなかった」というリスクを最小限に抑えられます。

また、一度に大きな予算を確保する必要がないため、資金繰りの面でも有利。特にスタートアップや中小企業にとっては、段階的な投資の方が現実的な選択肢となるでしょう。開発会社との契約時に、将来の拡張計画も共有しておくことで、スムーズな追加開発が可能になります。

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